保育園や幼稚園では、プール指導の直前にどの子にも検温や入念な体調チェックを行います。しかし、小学校では朝の検温で平熱で保護者からの見学の申し出が無ければ、基本的には子ども自身の管理や自主性に任せ、プールの授業に参加することになりますよね。
このように、ある程度自分のことは自分で考え行動に結び付けていくのが幼児と学童児の違いの一つでしょうか?放課後や長期休みに小学生をお預かりする学童保育では、夏休みに行楽地のプールにお出かけに行ったりもするのですが、子どもの「行きたい」「やりたい」というままに自由に行動をさせてしまっては、やはり不調や事故につながってしまう可能性が高くなってしまいます。
家族でプールに行く場合には子どもと1:1で向き合いしっかりと見守ってあげることができますが、一人で2人以上の子どもを見る必要がある、子どものお友だちを引率する等の場合には、家庭でのプール遊びにも事前に子どもと約束をしておいた方が良いことがいくつかあると思います。
筆者の学童保育(小学生保育)の経験から、小学生のプール遊びの約束・注意点について紹介します。
このように、ある程度自分のことは自分で考え行動に結び付けていくのが幼児と学童児の違いの一つでしょうか?放課後や長期休みに小学生をお預かりする学童保育では、夏休みに行楽地のプールにお出かけに行ったりもするのですが、子どもの「行きたい」「やりたい」というままに自由に行動をさせてしまっては、やはり不調や事故につながってしまう可能性が高くなってしまいます。
家族でプールに行く場合には子どもと1:1で向き合いしっかりと見守ってあげることができますが、一人で2人以上の子どもを見る必要がある、子どものお友だちを引率する等の場合には、家庭でのプール遊びにも事前に子どもと約束をしておいた方が良いことがいくつかあると思います。
筆者の学童保育(小学生保育)の経験から、小学生のプール遊びの約束・注意点について紹介します。
こんな不調があったらやめておこう!
まず、はじめに「プールに遊びに行くのは体調が良い時」ということをお子さんに徹底しておきましょう。学校の授業であれば、微妙なラインであればとりあえず授業を受け、調子が悪くてもすぐに保健室や家庭と連携を取って休むことができます。しかし、行楽地では家族はすぐそばにいても、遠方であったり、大勢のお客さんでベンチや救護室も待ち状態、ということも考えられます。
以前、小さな子ども(幼児)のプールに入って良いかの基準を紹介しました。
以前、小さな子ども(幼児)のプールに入って良いかの基準を紹介しました。
小学生の場合、平熱が高めの子であれば体温が37℃あるというだけでプールNGとまではなりませんが(あくまで場合によります)、以下のような場合には行楽のプールはその後の体調を考えやめておいた方が良いでしょう。
・熱が37.5℃を超えている
・前日に38℃を超える熱があった
・咳や鼻水がひどい
・前日・当日に嘔吐があった
・前日・当日に下痢が2回以上あった
・ある程度の外傷や、原因のわからない発疹がある
・月経(女の子)
・プールに向かう途中に熱中症的な症状・乗り物酔い等の不調
・食後すぐ(体調不良ではないが、無理をすると後に不調となる可能性が高い)
これらは、本人が元気でも、後から健康に響いてくることがあります。
行楽はあくまで、その時も楽しく後からも「楽しかったな」という思い出にとどめられるようにしたいですよね。子どもが正直に申し出ることで「結局行けなくて損した…」という感情にならないよう、延期をする・行先や内容を変えて楽しむ等、工夫をしてあげると良いですね。
他にも、学校のおたよりで指示されている「こんな時はプールを見学してください」といった基準も参考にしてみてくださいね。
・熱が37.5℃を超えている
・前日に38℃を超える熱があった
・咳や鼻水がひどい
・前日・当日に嘔吐があった
・前日・当日に下痢が2回以上あった
・ある程度の外傷や、原因のわからない発疹がある
・月経(女の子)
・プールに向かう途中に熱中症的な症状・乗り物酔い等の不調
・食後すぐ(体調不良ではないが、無理をすると後に不調となる可能性が高い)
これらは、本人が元気でも、後から健康に響いてくることがあります。
行楽はあくまで、その時も楽しく後からも「楽しかったな」という思い出にとどめられるようにしたいですよね。子どもが正直に申し出ることで「結局行けなくて損した…」という感情にならないよう、延期をする・行先や内容を変えて楽しむ等、工夫をしてあげると良いですね。
他にも、学校のおたよりで指示されている「こんな時はプールを見学してください」といった基準も参考にしてみてくださいね。
大人との行動が基本!身長以上の場所には行かない!
行楽地のプールにつくと、子どもたちのテンションは最高潮!足がつかないほど深いプールや、それぞれの行きたい場所にまっしぐら!となることも多いですね。
しかし、基本は同行の大人の目の届く所で遊泳させるのが安心です。また、浮き具を持っていても、足のつかないプールや一人きりでの行動は、万が一の際に発見や必要な処置が遅れてしまう可能性が高くなります。
筆者が勤務していた学童保育では、1~6年生まで混合で6~8人程度の子どもを大人2~3人で見守る体勢を取っていました。「大人1:子ども2~3人」と親子でのプールとあまり変わらない状況でかつ、日常的に集団行動を心得てくれている子ども達でした。しかし、やはり人混みで声も目も届きにくくなる行楽地のプールでは、見慣れた顔の子どもでも、2人が反対方向へ行ってしまった際等には近場でもヒヤヒヤです…!
監視スタッフ、安全対策等プール側の工夫もありますが、やはり子どもから目を離さないこと。子どもは親から離れすぎないこと。安全な場所範囲で楽しむこと。これらを始めに約束しておくと、より安心だと思います。
しかし、基本は同行の大人の目の届く所で遊泳させるのが安心です。また、浮き具を持っていても、足のつかないプールや一人きりでの行動は、万が一の際に発見や必要な処置が遅れてしまう可能性が高くなります。
筆者が勤務していた学童保育では、1~6年生まで混合で6~8人程度の子どもを大人2~3人で見守る体勢を取っていました。「大人1:子ども2~3人」と親子でのプールとあまり変わらない状況でかつ、日常的に集団行動を心得てくれている子ども達でした。しかし、やはり人混みで声も目も届きにくくなる行楽地のプールでは、見慣れた顔の子どもでも、2人が反対方向へ行ってしまった際等には近場でもヒヤヒヤです…!
監視スタッフ、安全対策等プール側の工夫もありますが、やはり子どもから目を離さないこと。子どもは親から離れすぎないこと。安全な場所範囲で楽しむこと。これらを始めに約束しておくと、より安心だと思います。
飛び込み・スライダー・浮き具の使用等は必ずルールを守って!
行楽地のプールには、それぞれルールがありますよね。浮き具の持ち込みの可否、大きさの制限(浮き輪はOKだがイルカ浮き具のように大型のものはNG等)、スライダーの年齢や身長制限、飛び込みの可否や場所の指定等です。
学童保育の引率で何ヶ所かのプールに行きましたが、どこでも、少数ではあるものの、残念ながらそれらを守っていない方々がおられました…。
注意書きが目に入っていないのかわからない場合もありますが、明らかに無視をしている方(スライダーの身長計をクリアしていないのに、そのまま子どもに列を進ませている方等)、係員に注意をされると場所を変えて同じことをしている方等、意図的な場合も多いように思います。
「せっかく来たのだから、これで遊びたい」という親子の気持ちはたしかにわかりますが、その行為は周囲に危険や迷惑を伴わせるだけでしょうか。我が子もケガをしやすくなったり、「バレなければOK」という道徳性が問われる考え方の見本を親が子供に示してしまっているようにも思います。
飛び込み・スライダー…等をはじめ、プールのルール、家庭で決めたルール、その場に応じて係員や親に言われた正しい指示は必ず守るよう、子どもと約束をしておきましょう。パパ・ママ自身も子どもの見本になる行動を心がけるのが良いですね!
学童保育の引率で何ヶ所かのプールに行きましたが、どこでも、少数ではあるものの、残念ながらそれらを守っていない方々がおられました…。
注意書きが目に入っていないのかわからない場合もありますが、明らかに無視をしている方(スライダーの身長計をクリアしていないのに、そのまま子どもに列を進ませている方等)、係員に注意をされると場所を変えて同じことをしている方等、意図的な場合も多いように思います。
「せっかく来たのだから、これで遊びたい」という親子の気持ちはたしかにわかりますが、その行為は周囲に危険や迷惑を伴わせるだけでしょうか。我が子もケガをしやすくなったり、「バレなければOK」という道徳性が問われる考え方の見本を親が子供に示してしまっているようにも思います。
飛び込み・スライダー…等をはじめ、プールのルール、家庭で決めたルール、その場に応じて係員や親に言われた正しい指示は必ず守るよう、子どもと約束をしておきましょう。パパ・ママ自身も子どもの見本になる行動を心がけるのが良いですね!