2019年7月27日 更新

パートナーと同居する男女400人に本音を調査!シェアしたい家事ランキング

約半数の人が「正しい使い方をしない」「お手入れ・掃除をしない」パートナーにがっかり ―延長保証会社の総合家電エンジニアが、円満な同居生活の秘訣“正しい家電の使い方”を徹底解説―

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総合家電エンジニアが円満な同居生活を過ごすための“正しい家電の使い方”を解説!

■リビングルームのシェア家事ポイント
家庭用電気掃除機は「電源コード式」と「電源コードレス式」が一般的ですが、その両方の特性を備え、利用シーンに合わせて選択できる「ハイブリッド式」も存在します。一昔前の掃除機と比較すれば、電源コード式であっても本体の大きさはより軽くコンパクトになっていますが、ホースや延長管、床用ノズルなどを加えると重さは4.0kg近く、あるいはそれ以上の重さになります。

戸建にお住まいであれば、1階から2階への移動は階段を用いるのが一般的でしょう。4.0kg近く、あるいはそれ以上の重さの掃除機を持ちながら階段の上り下りをするのは辛いところです。フィジカルに自信のあるパートナーが担当されると良いのではないでしょうか。

電源コードレス式であれば体力に自信がない方にも優しい軽量モデルが見つかるかもしれません。電源コードレス式は充電タイプとなりますので、お部屋の数が多かったり畳数の大きいお部屋を掃除しているとバッテリーが心配です。そんな環境にはハイブリッド式がお勧めですが、重量は重くなりますのでご注意ください。

AV機器の裏側などホコリが溜まりやすい場所を掃除するには、ハンディタイプ掃除機を活用しましょう。軽くてコンパクトなため男女問わず気軽に使えるかと思います。AV機器の裏側は配線なども多く走っていますので、機器や配線、メカニックに特段抵抗のないパートナーはぜひ積極的に担当してあげてほしいと思います。

掃除機はフィルターが詰まっていたり、紙パックやダストボックスが満タンのまま使用していると、吸引力が低下したり内部モーターに大きな負担が掛かり、故障の原因となる場合があります。
フィルターのお掃除や各部のお手入れも、取扱説明書に従って定期的に行ないましょう。機械をいじるという印象は否めませんので、機械いじりに抵抗を感じない方が担当されるのも良いかと思います。
■浴室・脱衣所のシェア家事ポイント
湿気の多い場所でもあるため、普段から小まめにお掃除やお手入れが必要となります。お互いに交代しながら行なえば不満も少なく済みそうですが、一定のルールを設けるとより良いのではないでしょうか。

浴室や洗面化粧台の排水関連で例を挙げますと、髪の毛が排水口に流れていくことを防ぐための「ヘアキャッチャー」は、浴室から上がるときにかならず掃除しておくことをルールにすれば次に浴室を使う人も気持ちよく使えますし、お互いを気遣う心が生まれます。

洗面化粧台のカウンター周りや鏡などへの飛水・汚れも、使い終わったらすぐに乾いた柔らかい布で拭くなど、常に綺麗な状態にしておくことで、同様の効果が期待できます。また、浴室や洗面化粧台には混合水栓が備わっていることも多いかと思いますが、フィルターなどは定期的にお手入れが必要です。取扱説明書をよく読み、実施しましょう。

また浴室に「電気式乾燥機」が備え付けられている住居も多いかと思いますが、こちらの製品は平成21年4月1日より施工された「長期使用製品安全点検制度」に該当する製品です。消費者自身での点検などが難しく、経年劣化による重大な事故が発生するおそれもあります。事前に所有者登録を行なっておけば、点検期間の開始前(6ヶ月間以内)に郵送やメールなどで通知されます。購入した販売店やメーカーに問い合わせてみてはいかがでしょうか。もちろん、日々のお手入れは必要ですので取扱説明書を確認のうえ実施しましょう。

脱衣所に設置されることが多い洗濯機もフィルターなどは定期的にお手入れを必要とします。また、乾燥機能を使った場合の乾燥フィルターは毎回の掃除を必要とする機種も存在します。取扱説明書を確認のうえ実施しましょう。

一部の洗濯機は平成21年4月1日より施工された「長期使用製品安全表示制度」に該当します。平成21年4月1日以降に製造または輸入されている場合はその旨がラベルで貼り付けられています。ラベルに表示されている標準使用期間を経過したら異常な音や振動、焼けるような臭いなど製品のちょっとした変化に注意しましょう。少しでも変化に気づいたら、すぐに販売店やメーカーサービスに連絡して点検を受けましょう。
■キッチンのシェア家事ポイント
お料理の得意な方であれば、キッチンに立つことに違和感はないかもしれませんが、すべてパートナーにお任せという方がキッチンに立つことは敷居が高いことかもしれません。そんな場合でも食器洗いのお手伝いはできそうです。

最近では、食器洗い乾燥機を使用する家庭が増えてきましたが、耐熱温度の低いプラスチック食器や、アルミ・銅製の食器、クリスタルグラス、フッ素加工された調理器具などは、食器洗い乾燥機で洗浄することができません。また、油の固まりなどでひどく汚れた食器や、焼け付き・焦げ付きのある調理器具をそのまま食器洗い乾燥機に入れても、汚れを落とし切れません。食器洗い乾燥機に入れる前に、汚れを落とす程度の予洗は必要です。料理を美味しくいただいたあとは、感謝の気持ちを込めて食器洗いをしましょう。

調理を担当した方でであれば、食器洗いはパートナーにお願いすると、お互いを気遣う心が生まれ円満生活につながるのではないでしょうか。間違ってもお料理を勉強中のパートナーに上から目線の指摘は御法度です。今後キッチン周りに立つことがなくなるかもしれません。

さて、食器洗い乾燥機には毎回掃除が必要なフィルターがあります。「残菜フィルター」と呼ばれており、食器を洗うときに出た汚れや残菜をキャッチするためのフィルターです。掃除しないことで目詰まりが発生し、洗い上げる効果が低下します。

さらにカビや異臭、水漏れなどの原因にもなりますので、取扱説明書に従って毎回必ずお手入れをしましょう。残菜フィルターの掃除を行う場合、運転終了から30分以上放置させることが必要です。ヒーターやヒーターカバーに手が触れて火傷する恐れがあります。
■総合家電エンジニア 本多 宏行
テックマークジャパン株式会社 オペレーション部 クレームチーム チーフ
 (199010)

大手自動車ディーラーでメカニックを経験した後、1999年に延長保証会社、テックマークジャパンへ入社。一貫して、延長保証の修理精査業務に携わっている。取り扱い製品は、家電全般、住宅設備(給湯器、換気扇、温水洗浄便座等)、パソコン、車など多岐に渡る。多種多様な家電製品の幅広い専門知識が必要となる「総合家電エンジニア」資格を保持し、チームを牽引する。

※修理精査業務とは?
延長保証を利用した製品の修理に対し、修理内容が正しいかを判断する業務。各種対象製品の機能に加え、故障原因や修理についての幅広い知識が求められる。
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この記事のライター

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