2019年8月22日 更新

保育園・幼稚園への入園前に確認を!子どもを守る大切なワクチン接種

予防接種を済ませておけば子どもが病気にかかるリスクを減らすことができます!

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入園後、長い時間同じ空間で過ごす子どもたちは、熱の原因となるウイルスや細菌をうつしあってしまうことがよくあります。
集団生活が始まると増えていく感染症の中には重い病気も含まれますが、ワクチン接種で予防できるものも!

この春、保育園や幼稚園に入園する子どもの予防接種に打ち忘れ、打ち漏らしがないか、確認しておきましょう。

0〜4歳の間に接種する主なワクチン

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■B型肝炎 接種回数3回

B型肝炎ウイルスによる感染症の感染を予防します。B型肝炎ワクチンは世界初の「がんを予防するワクチン」です。

■ロタウイルス 接種回数 種類により2、3回(任意)

ロタウイルス感染症(多くの子どもがかかる嘔吐・下痢を起こすロタウイルス胃腸炎と脳炎などの重い合併症)の感染を予防します。

■ヒブ 接種回数4回(定期)

細菌性髄膜炎を予防します。

■小児用肺炎球菌 接種回数4回(定期)

小児用肺炎球菌感染症(細菌性髄膜炎、肺炎など)の感染を予防します。

■四種混合 接種回数4回(定期)

ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオの感染を予防します。

■BCG 接種回数1回(定期)

結核の感染を予防します。

■MR-麻しん風しん混合 接種回数1回(定期)

麻しん、風しんの感染を予防します。

■おたふくかぜ 接種回数1回(任意)

おたふくかぜ(ムンプス)の感染を予防します。

■水痘(みずぼうそう) 接種回数2回(定期)

水痘(みずぼうそう)の感染を予防します。

■日本脳炎 接種回数3回(定期)

日本脳炎の感染を予防します。

■インフルエンザ 接種回数毎年2回(任意)

インフルエンザの感染を予防します。

■A型肝炎 接種回数3回(任意)

A型肝炎ウイルスの感染を予防します。

■髄膜炎菌 接種回数1回(任意)

髄膜炎菌感染症の感染を予防します。

※日本小児科学会推奨(2016年10月)

発症数は春がピークに!

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実際に、たとえば肺炎球菌による重い病気(髄膜炎や菌血症など)を発症する子どもの数は春がピークであることが報告されています。
これは、集団生活に入る春に、子どもたちが喉に持っている菌をうつしあうためと考えられています。

こうした感染症の中にはワクチンで予防できるものが多々あります。
集団生活が始まる前に、予防接種を済ませておくことが大切なのです。

また、予防接種には適切な時期がありますが、もし接種のタイミングを逃してしまっても、打てるワクチンもあります。
0歳や1歳のときに打ち漏らしがあっても、上の年齢でも打てる場合もあるため、「接種をしていない」「必要な回数を終わらせていない」等々は、かかりつけ医に相談しましょう。

まとめ

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たくさんのお友達と過ごす保育園・幼稚園生活を楽しめるよう、入園前に子どもの年齢に応じた予防接種が済んでいるか、確認してみてくださいね。
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この記事のライター

たつかわひな たつかわひな

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