2019年8月27日 更新

小1~の子どもの社会教育・食育に効果テキメン!“500円昼食”をご紹介!

子どもに金銭感覚やお店でのマナーを身につけさせながら、食育にもなる!筆者が学童保育勤務時代に良いなと思った「小1~の実践教育“500円昼食”」について紹介します。

買ったものは責任を持って食べきる、食べられる分だけ買う

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学童保育でも、容易に想像がつきかつ失敗の実例もあるのですが、たとえば野菜を安く抑えたい(好きなものをたくさん買いたい)ために、200円のパックサラダではなく、数十円の千切りキャベツ盛りを買う子どももいます。また、500円目いっぱいにセール品等を買う子もいます。

結果はご想像通りかと思いますが、もちろん低学年の子どもには食べきれません。また、食べ物を残すのは食育面では良いとは言えないですよね…。(自分で選んでいるのになおさら)

そこで、はじめから、「食べきれる量を買う」ということを約束しておくのです。もちろん、500円いっぱいを使う必要はありません。残金をお小遣いなどにしてしまうと、子どもの目的が変わってきてしまうため、あくまで昼食を買うためのお金(おつりは親に返す)とすると良いでしょう。

ルールを確認した上で、一度くらいなら失敗も多めに見ても良いとは思いますが、それ以降同じことを繰り返すようであれば、買ったものはおいしくなくとも多くとも「責任を持って食べる」よう伝えてあげてください。(体調などには配慮してあげてくださいね。)

繰り返すことで、子どもはきちんとバランスよく適量の1食を選ぶようになりますし、毎回から揚げ等には飽きてしまうのか、調理済みの季節の魚、バランス弁当等も自ら選ぶようになってきていました。

お金の上限とスーパーでのルールは守る

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ご家庭でママが同行していると、「501円」等になった際ついつい小銭を足してあげたくなりますが、子どもの社会勉強だと割り切り、減らす、商品を変える等の方法で退所をしてみてください。1円でも足りないと、社会ではお買い物ができません。高学年には暗算の練習を、低学年には電卓を使う経験などにもなります。
とはいっても、スーパーでのルールはきちんと守らせてあげてください。ギュッと掴んでパックに入れたコロッケを陳列棚に戻したり、床に商品を広げて一つ一つ確認をしながら電卓を押す、などは食育以前にお店側の迷惑になってしまいます。

また、子どもにとっても楽しくない経験となってしまうことで、この方法は不成立となってしまいますので、さりげなくサポートしながら楽しく快適に取り組んでみてくださいね。

満足感のあるバランス献立の完成!

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いかがでしたか。
「出来合のお総菜やスーパーのお弁当を買うことが食育になるの?」という考え方のご家庭には、残念ながらこの方法は根本があっていないので使えないかもしれません。しかし、そういう意味も含めて、筆者は月1回程度が良いかなと思うのです。

この方法に慣れてくると、どんどんバランスの良い1食が子ども自身の手によって選ばれ、子どもも満足感を持って野菜もすべて完食してくれることでしょう!また、どんどんスーパーでの買い物にも慣れてきますので、学年が上がってくるとお買い物を任せたり、下の子の昼食選びをやさしくサポートしてくれる頼もしい子どもにもなってくれると思います。

「いつものスーパーのいつものお総菜でも、自分で選んで買うのは少し特別」子どものこの特別感、満足感を大切に、時にはママも昼食づくりをお休みしてゆっくりと楽しんでみてくださいね。


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