秋といえばお月見の季節。皆さんは家族で「お月見」を楽しんだことがありますか?
「家でお月見なんてちょっと大変そう…」と思っているママも大丈夫!大事なのは「楽しみたい」という気持ちです。「忙しい毎日だから準備なんてできないわ」と思うママでも、ちょっとした発想の転換でお月見を楽しむことができます。
1人でも多くの人に月の美しさを感じてほしい!今回は天体を愛し「星のソムリエ」の資格を持つ筆者が、中秋の名月と負担のかからないお月見の楽しみ方をご紹介します。
「家でお月見なんてちょっと大変そう…」と思っているママも大丈夫!大事なのは「楽しみたい」という気持ちです。「忙しい毎日だから準備なんてできないわ」と思うママでも、ちょっとした発想の転換でお月見を楽しむことができます。
1人でも多くの人に月の美しさを感じてほしい!今回は天体を愛し「星のソムリエ」の資格を持つ筆者が、中秋の名月と負担のかからないお月見の楽しみ方をご紹介します。
中秋の名月って何?
日本に月を愛でる習慣が入ってきたのは平安時代と言われています。この頃は「旧暦」といって今と違う暦を使っており、旧暦の四季は
1月〜3月→春
4月〜6月→夏
7月〜9月→秋
10月〜12月→冬
1月〜3月→春
4月〜6月→夏
7月〜9月→秋
10月〜12月→冬
というように3ヶ月ごとの区分となっていました。もちろん一年中夜空に月は見えていますが、中でも空気が澄んで月が美しく見えるのが秋の盛りの月。つまり旧暦でいうところの秋の真ん中である8月の月が最も美しいとされていました。
また、どうして15日と決まっているのかというと、この頃の暦では1ヶ月の始まりは必ず新月からスタートし、月の中頃である15日には満月が見えると決められていました。つまり、月の満ち欠けが暦に影響していたというわけなんです。
そのため「月が美しく見える秋の真ん中」は「8月」であり、8月の中でも「満月が見える日」が「15日」だったので、旧暦の「8月15日」を「中秋の名月」と呼ぶようになりました。
そのため「月が美しく見える秋の真ん中」は「8月」であり、8月の中でも「満月が見える日」が「15日」だったので、旧暦の「8月15日」を「中秋の名月」と呼ぶようになりました。
ちなみに旧暦の8月15日を現在の暦に当てはまると、毎年少し日にちが前後するので、2021年は9月21日、2022年は9月10日、2023年は9月29日となります。あくまでも「旧暦の8月15日に見える月」を「中秋の名月」と呼んでいるため、満月とぴったり重ならない年もありますが、なんと2021年は満月!晴れてさえいれば、お家から美しい月を眺めることができますよ。
お月見の楽しみ方
お月見といえばお団子を用意し、ススキを飾って…というイメージがありますが、現代のお月見の楽しみ方は人それぞれ。一般的には月に見立てたお団子を15個お供えしたり、十五夜を別名「芋名月」(芋類の収穫を喜ぶ行事)と呼ぶことから里芋やさつまいもを丸く切ってお供えするという風習がありますが、ここでは現代風にアレンジした手軽にできるお月見の楽しみ方をご紹介します。
部屋の電気を消して月を眺めながらお団子を食べる
中秋の名月が近づくとスーパーなどでも多くのお団子を見かけるようになります。お団子はみたらしでもあんこでもなんでもいいので、家族が好きなものを購入し、夕食後のデザートとして月を見ながらいただきましょう。この時、ぜひお部屋の電気を消してみてください。暗闇に身を置いて月を見上げると、その輝きがいっそう引き立ちますよ。
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子どもが小さいときは真ん丸おにぎりをお団子に見立てて
小さい子どもにお団子はちょっと心配…という時は、小さめの真ん丸おにぎりをお団子に見立てて食べてもOK!のりたまをたっぷりかけたり、卵焼きで巻いて黄色いお月様にしてもいいですね。おにぎりなら子どもだけでなく、お年寄りも安心して一緒に食べることができます。