2023年5月16日 更新

日常生活で起こる子どもの怪我と対処法4選|知っておけば慌てない!

子どもは少しでも目を離すと思わぬ怪我をすることが多いですよね。筆者の子どもも予測不可能な行動でよく怪我をします。今回は日常生活で起こりやすい子どもの怪我とその対処法をご紹介します。

家庭、保育園・幼稚園、旅行先…。大人とは違い、注意力散漫な子どもはいろいろな場面でよく怪我をするものです。

子どもが怪我をすると大人はつい焦ってしまいますが、そんな場面に出くわしても落ち着いて行動できるよう、ご家庭でできる怪我への対処法をお伝えします。

代表的な子どもの怪我

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歩き出した子どもに多い怪我は

①すり傷・切り傷
②やけど
③捻挫・骨折
④肘内障※1(ちゅうないしょう)

主にこの4つです。

以下にご紹介する処置方法は、あくまで怪我の直後に行なうべき応急処置方法です。
家庭での処置で治癒が見込めない場合は応急処置後に速やかに病院を受診してください。

※1 肘内障(ちゅうないしょう)とは、ひじの関節が正常な範囲から少しはずれた状態(亜脱臼)のこと。

すり傷・切り傷

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歩き始めた子どもの怪我で一番多いのは「すり傷」や「切り傷」です。

走っていて転んでヒザやヒジをすりむいたり、紙のふちやガラスの破片などで手指を切ることがあります。場合によっては大きな怪我に繋がりかねません。

<処置の仕方>
共通していることはまず「きれいな水でよく洗い流す」ことが大切です。

すり傷では、流水で傷口についた砂や泥などを流し、必要であれば絆創膏などを貼ります。

傷を早く治すためには、傷口を乾かさない「湿潤療法(しつじゅんりょうほう)」が効果的です。傷を乾燥させないためには、創傷被覆材(そうしょうひふくざい)やラップなどで覆うことをおすすめします。

切り傷で重要なのは「止血と感染の予防」です。傷口を洗い流した後、清潔なガーゼ等で圧迫止血をします。もし傷口が大きく血が止まらない場合には、圧迫止血をした状態で病院へ行ってください。

また、傷口が熱をもっている、腫れてきたという場合は、消毒が不十分で感染がおきていたりガラスの破片などが残っていると考えられるため、すみやかに病院を受診してください。

やけど

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目を離した隙に子どもは思わぬ原因でやけどをすることがよくあります。
(例:炊飯器や電気ポットの湯気、電気毛布や湯たんぽによる低温やけど)

<処置の仕方>
水で最低でも10分以上冷やしてください。服を着ていてもその上から水をかけ、冷えてから脱がしてください。無理に衣服を脱ごうとすると皮膚が布に張り付いて、皮膚や水泡が破ける原因となります。

服の上からであれば、氷のうやアイスノンを使って冷やしても問題ありませんが、長時間当て続けると凍傷を引き起こす可能性があるので注意してください。

やけどの深度を素人が判断することは難しいので軽度なやけどでも、念のため病院を受診してください。

捻挫・骨折

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子どもは走り回るのでよく転びます。そのため、足をひねったり、転んだ時に手をついて怪我することも多くあります。

ひねった部分が腫れて内出血を起こしていたり、痛がって泣く時、力が入らない時、手足の向きがおかしい時は骨折や捻挫が疑われるので、応急処置をして病院を受診してください。

<応急処置>
「RICE処置」を施します。
Rest:安静に(患部をテーピングなどで固定して動かないようにする)
Ice:冷やす(保冷材や氷を使用して患部を冷やして炎症を抑える)
Compression:圧迫する(内出血や腫れを防ぐため、圧迫してテーピングする)
Elevation:挙上する(患部を心臓よりも高く上げ、内出血による腫れを防ぐ)

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この記事のライター

やまちゃん やまちゃん

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