2024年4月25日 更新

【具体例あり】子供が買い物中に「これ買って!」とわめいた時の解決策

子どもと一緒に買い物に行った時に、子どもは欲しいものを買ってもらえない時にわめきがちです。そんなとき、親も子どもも楽になれる解決策を具体例と共にご紹介します。

子どもと一緒に買い物に行った時、子どもが買って欲しいものを買ってもらえなかった時にわめいた場合、周りの目も気になるので困りますよね。

質問や検索で、月に130万件投稿される先輩ママの知恵袋 ”ママリ” に投稿されているママのお悩みの声を見てみると、次のようなものがありました。(一部省略しています。)
買い物いくたびにお菓子を買えをわめいて
帰りもわめいて私が誘揚したみたく周りは見てくる。わざと大声だしてわめく。泣いたふり。
(2歳児のママ)


買い物に品物のお菓子が食べたいと泣かれて、知らないお婆さんに「うるさい」と言われました。
子どもの泣き声がうるさかったのも分かります、それでも辛くなって子どもに怒ってしまい買い物止めて帰ってきました。
(3歳児のママ)


読んでいて、子育てあるあるだな!とか、このように困っているママをよく見るな!と思います。今回は、そういう時の解決策をご紹介します。

根比べ合戦の幕開け!?

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子どもが買って欲しいものを買ってもらえずわめいた時、皆さんは根負けして買い与えてしまいますか?それとも、断固として買いませんか?

発達心理学、トリプルPプライマリー”エスカレートの罠”というものがあります。

例えば、子どもが買って欲しいものがある時に、何度か「買って」と言い、それに対して親は「ダメ」と言います。

子ども:「これ買って」
親:「ダメ」
子ども:「これ買ってーー!」
親:「ダメ!」
子ども:「もー!!買ってーー!!」
親:「ダメって言ってるでしょ!?」


といった具合です。双方の声がどんどん大きくなっています。

まず、子どもの立場から考えてみましょう。
親が、しつこさや大声に根負けして静かにさせたいがために買い与えてしまうとします。

親:「もー…。いいよ!」と。

親はこの時、周りの目も気になるため、少し静かになったら「やっと静かになった」と一安心して、問題は解決したと勘違いしてしまいます。しかし、この時子どもは、”買って欲しいものを買ってもらうにはわめけばいいのだ”と理解します。

次に、親の立場から考えてみます。
先程のやり取りの中で、親が子どもに対して、どんどん声を荒げて「ダメ!」と言った場合。その時、子どもが言うことを聞いたら、親は”声を荒げれば子どもは言うことを聞く”と理解します。

双方が自分の望みを叶えるために、どんどんエスカレートしていき、”エスカレートの罠”にハマるのです。いわば、”親子の根比べ合戦”の幕開けです。

”エスカレートの罠”にはまると…

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実況中継をしてみましょう。

子ども:「これ買って」
親:「ダメ」
子ども:「何で買ってくれないの?これ買ってよ!!」
親:「ダメです!」
子ども:「もー!!買ってーーー!!」(床に寝そべって)
親:「もー!!わかったよ!」


この勝負、子どもの勝利!
親は周りの目も気になり、早く困った行動をやめさせたいので、ついつい子どもの言うことを聞いてしまいました。

次の勝負。

子ども「これ買って」
親:「ダメ」
子ども:「ねー!これ買ってよー!!」
親:「だからダメ!」
子ども:「いいじゃん!ねー!買ってよー!!」
親:「うるさいな!ダメって言ってるでしょ!!!」
子ども:「わかったよ…。」(諦めた)


この勝負は、親の勝利!
親は大声で怒鳴り、子どもをねじ伏せました。

ただ、ここで疑問なのが、”本当の意味で親は勝利したのか”ということです。

”子どもはこの時何を学んでいるか”ということ考えてみます。

”自分の親は自分の望みを叶える時に大声を出して怒鳴りつける”とか”大人になったら大声で怒鳴れば自分の望みは叶う”。子どもはそのように誤解してしまいます。

子供がいくらわめいても、買い与えない

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まず、子どもが買って欲しい物を親に買ってもらいたい時、”わめいたら買ってもらえる”と思わせないことが重要です。

いくら泣きわめいても買い与えません。たとえ、床に寝そべって大声で叫んで恥ずかしくても我慢します。周囲の人に「うるさい!」と言われることを恐れるより、親子の関係性をより良いものにする方が幸せなはずです。

その時に大切なポイントがもう1つあります。

”わめいている時に注目しない”ことです。

子どもにとって親からの注目は、”ごほうび”です。子どもは、大好きなお父さんやお母さんに注目してもらうのに必死です。なので、注目された行動を増やしたり繰り返したりします。それが悪い行動の場合は、悪循環に陥ります。

例えば、買って欲しいものを買ってもらえない子どもが床に寝そべって大声で叫んでいたとします。その時に親が「もうやめてよ!」と声をかけた場合、子どもは”わぁ!注目してもらえた!”と喜ぶのです。

逆に、床に寝そべって大声で叫んでも親が全く注目してくれなかった場合、”なーんだ。見てくれないんだ…。じゃあやめよう”となります。

そう思わせるためには、そうなった時、絶対に振り向かず、その場を去ります。すると、子どもは「待ってよ〜」と追いかけてきます。
その時に「きちんと戻ってきたね」と声をかけるのです。

その手法を”計画的な無視”と言います。
計画的な無視とは、計画的に無視をすることです。悪い行動に対しては無視をし、いい行動には注目するので、ただの無視とは違います。

今回の場合、床に寝そべって大声で叫んでいる行動に対しては無視をしますが、その行動をやめて自分のところに戻ってきた場合は注目をします。

事前に約束をしておく

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スーパーに行く度にお菓子を欲しがる子どもには、スーパーに入る前に、お菓子を買うのか買わないかを決めておく方法もあります。

ここでのポイントは、そのことを子どもと一緒に確認することです。

「今日はお菓子を1つ買ってあげようね」とか「今日はお菓子は買わないよ」などと、事前に約束をするのです。

その時にきちんと、子どもが納得したかどうかも確認してください。
子どもは納得しないと言ったことを聞いてくれないので、きちんと理解してるかも確認した上で行ってください。子どもが理解していると勘違いしていて、実は理解していなかったということもあるからです。

また、一度決めたことを途中で変えないということも大切です。
「買わない」と言っていたのに、買い与えたり、「買う」と言っていたのに、買い与えなかったりしないことです。

親がぶれると子どもは迷います。
「最初に一緒に決めた意味がないのでは?」とか「決めたことを変えるなら最初から決めなければよかったのでは!?」などと思うのです。
なので、約束したことは必ず実行してくださいね。
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この記事のライター

おんぷ おんぷ

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