2019年8月29日 更新

映画「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」が公開!児童文学作家ロアルド・ダール作品の魅力

9月17日公開のディズニー映画「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」。「BFG」や「チャーリーとチョコレート工場」の原作は、同じ作家の児童文学作品なんです。

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9月17日から公開される映画「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」。子役の本田望結ちゃんが吹き替え版声優をつとめることでも話題になっています。

この映画はイギリス児童文学界の巨匠、ロアルド・ダールによる『オ・ヤサシ巨人BFG』が原作。ジョニー・デップ主演の2005年の映画「チャーリーとチョコレート工場」も同じくダールの作品が原作でした。

今回は映画の紹介と、とんでもない設定なのになんだかクセになる"ロアルド・ダール作品の魅力”をまとめてみました。

映画「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」

ストーリー

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ロンドンに暮らす、好奇心旺盛な10歳の少女ソフィー。ある真夜中、彼女は窓から侵入した “巨大な手”によってベッドから毛布ごと持ち上げられて、“巨人の国”に連れ去られてしまう。ソフィーを連れて行ったのは、夜ごと子供たちに“夢”を送り届ける、やさしい巨人BFG(=ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)だった。

ひとりぼっちだったソフィーは、巨人にしては優しすぎる孤独なBFGと心を通わせ、いつしかふたりの間には身長差6メートルの“奇妙な絆”が生まれてゆく。しかし、BFGとは正反対の凶暴な巨人たちによる恐るべき計画が…。このままではイギリスの子供たちが危ない──。この危機を救う唯一の鍵は、何事も恐れない小さな少女ソフィーの勇気だった…。

原作『オ・ヤサシ巨人BFG』

ロアルド・ダール/著 クェンティン・ブレイク/絵

ロアルド・ダール/著 クェンティン・ブレイク/絵

夜、ソフィーは見た。八メートルもの巨人が、子ども部屋に、細長いラッパのようなもので何かを吹きこんだのを。そしてソフィーは、さらわれてしまった。さらった巨人の名は、オ・ヤサシ巨人BFG。連れていかれたのは、巨人国。恐ろしいことに、巨人たちは、ニンゲンマメ(人間)を好物にしていた。オ・ヤサシ巨人が子ども部屋に吹きこんだのは、何?はたして、ソフィーの運命は。
ニンゲンマメ…なんだか恐ろしいけれど、微妙におかしい響き。さらわれてしまったソフィーはどうなってしまうのか!?

孤独な女の子「ソフィー」と、優しい変わり者の巨人「BFG」。二人の関係性の変化も見どころです。

先の展開が気になる物語ですが、字数もページ数(300ページ程)も多いので、読み聞かせるなら小学生から、自分で読むなら高学年くらいからがおすすめです。

「BFG」の作者『ロアルド・ダール』

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1916年~1990年、イギリスのサウス・ウェールズ生まれ。学校を卒業後、シェル石油会社に勤務。第二次世界大戦では、イギリス空軍の戦闘機パイロットとして従軍。

戦後、作家として『あなたに似た人』『キス・キス』など、変わった味わいの大人向け小説で人気を得、結婚後は児童向けの作品を多く発表している。

代表的な作品に、『チョコレート工場の秘密』『マチルダは小さな大天才』など。
ロアルド・ダールの作品には大人向けのもの多く、映画「007は二度死ぬ」や「チキ・チキ・バン・バン」の脚本にも関わるなど多才な方だったようです。今年2016年は"ダール生誕100年の年”にあたります。

私が読んだ印象としては、強烈、型破りかつ、奇想天外。私の中のイギリスの児童文学のイメージをガラッと変えた方なのですが、作品の根底には、確かな優しさや温かさを感じます。

子どもたちにはまだ読み聞かせをしたことがないのですが、読んだらきっとはまると思います。(特に小学生男子が喜びそうな作風なんです…。)

宮崎駿さんもダールのファンで、ダールの本の解説を書いたりもされているそうです。
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むっく むっく

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