2025年11月10日 更新

厚着はNG!子どもには『薄着』をさせよう!その理由とポイントまとめ

寒くなってくると、ついつい厚着をさせがち。でも、子どもには薄着がいいんです!その理由と方法についてまとめました。

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風邪を引いたら困ると思って、子どもに大人の感覚で厚着をさせていませんか?実は、逆効果なんです!その理由について薄着のメリットなどを中心にまとめてみました。

薄着のメリット①「体温調節機能が育つ」

厚着をしていると、気温の変化を肌で直接感じることができません。薄着にすることで、皮膚は「暑い」「寒い」などの適度な刺激を受けることになり、それによって本来持っている防御反応が、より高まっていくんだとか。

【暑いと感じたとき】
皮膚の血管を広げて血液の流れを多くし、体温を発散させようとします。それでも不十分なら、汗をかいて体内の余分な熱を発散させ、体温を下げようとします。

【寒いと感じたとき】
皮膚の血管を収縮させて熱を逃がさないようにします。

このように皮膚が敏感に「暑い」「寒い」という刺激を受けることで、血管の収縮・拡張という働きが繰り返され、次第にその働きが素早く行なわれるようになっていきます。そのため、子どもに薄着が勧められるのは、自然の気温の変化に慣れさせ、自律神経を鍛えるために必要だからです。

薄着のメリット②「風邪をひきにくくなる」

薄着で過ごすことで、自律神経が鍛えられ、免疫力が高まるという大きなメリットがあります。自律神経がしっかり働くと、内分泌のバランスが整い、体の防御力がアップ。結果として、風邪などの感染症にかかりにくい、丈夫な体づくりにつながります。

一方で、厚着をしていると、外気の変化を感じ取る皮膚のセンサーが鈍くなり、自律神経の働きも低下しがち。これでは免疫力が十分に育たず、体調を崩しやすくなってしまいます。

さらに、子どもは外で元気に遊ぶと、冬でもすぐに汗をかきます。厚着をしていると汗がこもりやすく、汗冷えによって体が急激に冷えてしまうことも。これが風邪の原因になることがあるため、汗をかきにくい服装=薄着が、実は冬の健康管理にも効果的なんです。

薄着のメリット③「よく動ける!薄着で運動量アップ」

薄着の大きなメリットの一つは、体を自由に動かしやすいこと。厚着をしていると、服の重さやもこもこ感で動きが制限されてしまい、子どもが思いきり遊べなくなることもあります。

最初は少し寒く感じるかもしれませんが、子どもは大人よりも基礎代謝が高く、体温も高め。体を動かせばすぐにポカポカと温まり、寒さを感じにくくなります。

実は、寒い季節に子どもがあまり動かないのは、厚着による動きづらさが原因かもしれません。動きにくい服装では、外遊びも億劫になってしまい、運動量が減ってしまいます。

薄着なら、走ったり跳ねたり、思いきり体を使って遊ぶことができるので、体力づくりにもぴったり。元気に動き回ることで、体も自然と温まり、寒さに負けない強い体が育ちます。

子どもの薄着ってどのくらい?

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「大人より1枚少なく」が目安。子どもは大人よりも体温が高く、よく動くということを頭に入れておきましょう。外出時には脱ぎ着しやすい服を用意して、気温の変化に合わせて調節することがポイント。活発に遊んでいるときは上着を脱がせ、遊んで汗をかいた後は肌着を換えてあげるなど臨機応変に対応することが大切です。
また、首を冷やすと風邪をひきやすくなると言われるので、首まわりの大きく開いた服はさけるように心がけて下さいね。

薄着のポイント

「大人より1枚少なめ」が基本 子どもは基礎代謝が高く、体温も高め。大人と同じ枚数だと暑すぎることもあります。
重ね着で調節しやすく 薄手の服を重ねることで、暑ければ脱ぎ、寒ければ着る…と調整がしやすくなります。
動きやすい服を選ぶ 伸縮性があって、着脱しやすい服がベスト。活動量が増えることで体も温まります。
室内では靴下なしでもOK! 滑りやすくなることもあるので、室内では裸足の方が安全な場合もあります◎
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この記事のライター

ココロ♬ ココロ♬

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