2019年3月13日 更新

ココロもカラダも変わりはじめる“10歳”の女の子のイマを切り取る『10歳キラキラ白書 2019』

10歳女子が描く、結婚観・仕事観と、それに及ぼす父親の影響について意識調査を実施。 そこから見えてきたココロもカラダも変わりはじめる“10歳”の女の子のイマとは

株式会社ワコールが2015年から行っている「10歳の未来プロジェクト」。このプロジェクトの一環である「10歳キラキラ白書」はワコールのWEBサイト上で実施した意識調査を基に10歳の女の子の実態を顕在化し、親子の関係性も紐解きながら、コミュニケーションの在り方を提案しています。
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本白書ではこれまで、“母娘”におけるコミュニケーションの在り方について提案を行ってきましたが、今回は“父娘”にフォーカス。「10歳キラキラ白書 2019年版」では、“10歳女子が描く、結婚観・仕事観と、それに及ぼす父親の影響”について、目白大学の小野寺教授監修・分析のもと、10歳を中心とした成長期の女の子の意識調査を実施。

父娘間のコミュニケーションも、子どもたちの意識や考え方の形成に、少なからず影響があることが見えてきました。
【調査概要】
調査期間:2018年8月~12月
対象:ワコールが運営する小学生・中学生の女の子向け下着の悩みを解決するサイト
  「ガールズばでなび(https://www.wacoal.jp/girlsbody)」
   訪問者 5歳~18歳の女子 3,963名 (10歳=386名 )
方法:インターネット調査

イマドキの女の子の将来像って?子どもの“非伝統的性役割観”には働く母親の存在が影響

■“非伝統的性役割観 ”とは?
「性役割」とは、その性別に社会的に期待されている役割のことを指します。“伝統的性役割観”は、「性役割」の考え方のひとつで、例えば「女性は結婚したら仕事をやめるもの」、「家事・育児は女性がやるもの」といったものになります。一方、“非伝統的性役割”はその逆で、例えば「女性は結婚しても働き続けるもの」という考え方になります。
10歳女子の6割は結婚・出産を機に仕事を辞める必要はないと感じている。

「女子は結婚をして子どもが生まれたら仕事を辞めた方が良いと思う?」という問いに対して、 10歳女子の 6割以上(66%)が「そう思わない」と回答しました。
イマドキの女の子は、働き続けたい願望が高い結果に! 母親の働く姿は、子どもの“非伝統的性役割観”の形成に影響を与えている。

「あなたの将来のイメージを教えてね」という質問に対し「仕事は一生続けたい」という回答が最も多い結果に。「お母さんは働いていますか?」という質問に対しては、「働いている」が全体の7割以上(76.3%)(10歳女子では73.8%)という結果でした。

また、一生働きたいと回答した10歳女子の8割(80%)の母親は働いていることがわかりました。働く母親の存在が、子どもの「女性は結婚しても働き続けるもの」という、“非伝統的性役割観”の形成に繋がっていると考えられます。

母親だけではない!“非伝統的性役割観”を育むのは、父親の家事参加も影響

「父親の家事への参加」と「母親が働いている」ことが、10歳女子の“非伝統的性役割観”の形成に影響を与えている。

前頁より、イマドキの女の子は「一生働き続けたい」という考えが強く、 “非伝統的性役割観”を持っている子が多いことがわかりました。“非伝統的性役割観”を持つようになるには、2つの要素が影響していました。1つ目は「父親が家事に参加している」こと、2つ目は「母親が働いている」ということが将来の結婚観・仕事観に影響を及ぼすようです。
家事に参加する父親は、娘とのコミュニケーションが多い。

父親と娘のコミュニケーション(会話する、一緒に外出する)量は、父親の家事への参加度に大きく関係している ことがわかりました。また父親と娘とのコミュニケーション量は 10 歳から減少する結果に。
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