2021年3月18日 更新

うちの子は積極性がない…?真似っこ能力が高い子は“見る”だけでも大切な学習になる!

遊びでも学びでも、何かに取り組むときの子どもの反応はそれぞれ。その中でも、少し時間が必要な子のお話をご紹介します。

うちの子は積極性がない…?子どもでも“石橋を叩いて叩いて渡る”タイプがいる!

子どもの遊び方は様々です。お友だちについていく子や同じ遊具でのみ遊ぶ子など、公園での遊具の選び方・遊び方も、子どもによって違います。

子どもの中には、新しい遊具でなかなか遊ぼうとしない子がいます。お友だちの様子をじっと見てから、しばらく経ってから取り組む子がいます。そんな子どもの行動に疑問を感じるママは「やればできるのに、なんでやらないの?」と言ってしまうことも多いものです。

しかし、子どもの中には“失敗することを特に嫌って行動力に欠ける傾向のある子”がいます。

子どもの個性を受け止め、子どもが行動を開始するまでママは待ってみよう!

ここで、観察時間が必要なYちゃんの事例を紹介させてください。

運動教室に親子で初めて参加したYちゃん。ママと一緒であれば初めての教室でも抵抗なく会場に入れます。しかし、いざレッスンが始まるとYちゃんは全く動きません。ママも声をかけますが、Yちゃんはじっと運動の様子を見るだけ…。先生も声をかけますが、ママが「いつもやり始めるまで時間が必要で…」と答えてくれました。

運動を開始してから20分ほど経った時、Yちゃんは自ら参加しはじめました。Yちゃんのママは子どもの気持ちを理解し、見守る時間を持てるママだったのです。Yちゃんはできる姿をママに喜んで見せていました。

観察時間が「できた」を生む必要な時間!真似っこ上手にとっては、見る時間が重要な学習時間になる。

Yちゃんのように、失敗を嫌い、最初にじっくり観察してから取り組むタイプを【テキストタイプ】といいます。テキストタイプの特徴が強い子は、先のことを予測する力が生まれ持って優れています。予測力が高いが故に、怪我などが少ない反面、失敗を恐れるあまり積極性に欠けるところがあります。

しかし、ずっと挑戦しないわけではありません。観察力と真似っこをする能力が高いことから…いざ行動を起こすと比較的早くできるようになることも多いでしょう。観察し納得してからの挑戦が成功への道になります。

たくさんの失敗を経験させることが大切。子どもの積極性を引き出そう!

テキストタイプの子は、慎重に物事に取り組むので怪我などが少ない点では安心できます。しかし、失敗を避けてばかりいると挫折から立ち直る力や問題解決力が身につかないことも。このタイプの子には、あえて小さな失敗をたくさん経験させることが大切です。

やりたいと言ったことには挑戦させて、失敗してもいい!もっと様々な事に挑戦してみようという気持ちを6歳までに持たせてあげましょう。積極的に取り組み、持ち前の真似っこ能力でどんどん成功と失敗を繰り返しながら上達し続けていくことでしょう。

そして、ママが待ってあげるのが成功への近道です。小さな失敗経験で積極性を引き出してあげましょう。





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