2024年2月5日 更新

ひな人形やこいのぼりを飾ってお祝いする『初節句』の祝い方

ひな人形やこいのぼり、かぶとなどの節句の飾りを用意して、子どもの成長を祝う楽しいイベントにしましょう。

女の子の桃の節句

桃の節句は、ひな人形や桃の花を飾るかわいらしい行事です。ひな人形は女の子の身代わりとなって厄を落としてくれるありがたいものなので、ぜひ用意してあげましょう。

いつからいつまで飾るの?

立春(2月4日頃)から2月中旬にかけ、遅くともひな祭りの1週間前までには飾ります。片づけが遅いと結婚が遅くなる、というのは迷信です。
地方によっては旧暦まで飾るところもありますが、一般的には3月中旬頃の、乾燥した天気のいい日にしまいましょう。

桃の花を飾ります

桃の節句の頃になると、花屋さんにもかわいいピンクの桃の花が続々と並びはじめます。
「桃」は邪気をはらう力があるとされ、さまざまな神事でも使われる花です。家にも飾って、魔除けの力をいただきましょう。

男の子の端午の節句

5月5日に菖蒲を取り入れる行事は、奈良時代から宮中で行われていましたが、現在の節句に近い形になったのは鎌倉時代です。
菖蒲と武道の「尚武」が同じ意味であること、菖蒲の葉が剣の形に似ていることなどから、男の子の節句になったと言われています。

いつからいつまで飾るの?

春分の日(3月20日頃)から4月中旬までには飾りたいものです。しまうのは5月中旬頃までに。
節句は季節の節目なので、長く飾りすぎないようにしましょう。

飾りには内飾りと外飾りがあります

端午の節句には2種類の飾りがつきものです。
外飾りのこいのぼりは、立身出世を祈願するもの、内飾りのよろい、かぶとなどは、昔は武将が身を守る道具として、現代はたくましく立派に育つようにとの気持ちを託して飾ります。

日本には5つの節句があります

節句は、奇数が重なるゾロ目の日をめでたいものとする中国の考え方が元になったもので、日本では奈良時代にすでに伝えられていました。

節句は年間5回あり、まとめて五節句と呼ばれます。

人日の節句(1月7日)

江戸時代から伝わる、七草の節句。邪気をはらうために七草が入ったおかゆを食べ、1年の無事を祈ります。

上巳の節句(3月3日)

別名は桃の節句。江戸時代から女性だけのお祭りになり、江戸中期には女の子の誕生を祝ってひな人形を飾るのが習わしになりました。

端午の節句(5月5日)

こいのぼり、かぶとなどを飾り、子どもの健康と無病息災を祈る行為。別名を菖蒲の節句といい、菖蒲湯に入る習慣もあります。

七夕の節句(7月7日)

奈良時代に宮中行事として行われるようになり、中国の織姫と彦星伝説と合わさって、現在のように竹を飾る七夕行事になりました。

重陽の節句(9月9日)

邪気をはらい、長寿を願って菊の花を飾ったり、酒に花びらを浮かべて楽しむ行事です。菊が咲く季節から菊の節句とも呼ばれます。
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