2024年1月26日 更新

幼児教育で人気のリトミック♪始めることのメリット&デメリットを講師が解説

リトミックとは、子どもの音楽的な表現力や運動能力を育む習い事です。普段リトミック講師を務める筆者が、リトミックのメリット・デメリットや、リトミックを習うことで実感できる効果をご紹介します。

子どもにリトミックを習わせたいな、と考えている親御さんは多いと思います。

そこで今回は、普段リトミック講師を務める筆者が、リトミックとはどういうものなのか、リトミックにおけるメリットやデメリットなどをお伝えしたいと思います。

リトミックに興味のある方は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。

リトミックってなあに?

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リトミックとは、音楽に合わせて【体を動かすこと】で、社会性や人間力、基礎体力を身につけることを目的とする音楽教育のひとつです。

社会性とは、

・集中力
・判断力
・協調性
・自己表現力


などのことを言います。

リトミックは、その人らしく豊かに生きるために必要な自己表現できる力を引き出すことができる、とても素晴らしい教育だと思っています。

「リズム遊び」とはなにが違うの?

「リトミック」と「リズム遊び」の違いは、【表現の自由度】にあります。

リズム遊びは、決められた動きをしてみんなで同じように楽しみます。しかし、リトミックは決められた動きがほとんどありません。

例えば、"ピョンピョンピョン"のリズムが聞こえたらうさぎさんになるとします。その時に決まった動きはありません。手で長く耳を付けても短く付けても、もしくは耳がなくて足の動きだけでも、すべてOKです。

どんなうさぎさんになれば良いのか分からなくて、他の子を見てマネをしたって、それもOKです。むしろ、それだって素晴らしい選択です。真似というのも自己表現のひとつだからです。

そしてリトミックで表現するのは生き物や物だけではありません。"心"を表現することもたくさんあります。悲しさ、楽しさ、怒りなどを音から感じ取って自由に表現していきます。

リトミックはよく【情操教育】に良いとされていますが、まさしくその通りだと思います。
情操教育とは、"豊かな心を育てる教育"のことです。心の豊かさを育むことは、人生の豊かさを育むことに繋がります。リトミックは、ぜひ小さな頃から体験して欲しい、オススメの幼児教育です。

リトミックは何歳から始めるべき?

リトミックを習わせるなら、お子さんに楽しんでほしいですよね。

リトミック教室は、0歳から通うことができますが、赤ちゃんの生活サイクルが安定してくる3~4ヶ月頃や、腰がすわる6ヶ月頃からスタートするのがいいでしょう。この時期は赤ちゃんの聴覚や運動能力が発達し、音楽に反応したり、身体を動かしたりすることができるようになります。ただし、0歳からのベビーリトミックを開催していない教室もあるので、事前に確認してみてください。

また、歩き始める1歳くらいからリトミックを始めると、身体の発育に加えて、頭の発達にも良い影響があると言われています。

いずれにせよ、まずは無料体験に参加してみましょう。お子さんが楽しそうにしていれば、リトミックを始めるチャンスです!

リトミックをするメリットとは?

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リトミック最大のメリットは、【楽しさ】にあると思います。

子どもは音楽が大好き、体を動かすことも大好きです。そんな楽しいことをしながら「社会性」や「自己表現力」が自然と身につきくので、何かを訓練している感覚がありません。

リトミックでは、音や話をしっかりと聞いて反応したり、ぶつからないように周りを見ながら動いたり、グループで息を合わせたりする力が必要です。そういった力が自然と身につくことで、人の話を聞く力、良好な友人関係を築く力、周囲を見ながら動く力、そして、こうありたいと思う自分を素直に表現できる力が養わります。

リトミックは非常に魅力的な教育ですが、デメリットもあります。次は、そんなデメリットについて書いていきたいと思います。

リトミックにデメリットってあるの?

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リトミック講師として、リトミックにはデメリットはないと考えています。しかし、習い事として始める際には、「結果が目に見えにくい」という点は、事前に知っておいたほうがよいでしょう。

実際、このことを知らないと、すぐに辞めてしまい「時間の無駄だった」「お金の無駄だった」ということになってしまいます。

同じ音楽教育のピアノやバイオリンでは、音が出せるようになる、楽譜が難しくなるなど、上達が目に見えてわかります。しかし、リトミックは、これができるようになったら次のステップへ、ということはありません。

そのため、親御さんは「子どもは楽しそうにやっているけれど、本当に何か身に付いているのかしら…」と不安になり、辞めてしまうケースが少なくありません。
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