2019年8月21日 更新

【はじめての子育て】赤ちゃんは、なぜ泣くの?

赤ちゃんが泣くのには、色々な理由があります。

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真面目なママほど、赤ちゃんが泣いていたら、”何とかして泣き止ませなきゃ!”と焦りがちになります。何とかしようとしてもどうにもならない時、赤ちゃんと一緒にママも涙を流すといった事態に陥ることも…。

空腹や不快感など生理的要求

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生まれて間もない赤ちゃんにとって、泣くことは唯一のコミュニケーション手段。まだ言葉で表現ができないので、自分の生理的な要求を伝えるために泣いて知らせます。

◆おなかがすいた
◆おむつがぬれて気持ちが悪い
◆暑い、寒い など

新米ママの場合、赤ちゃんが何を求めているのかよく分からず、安易に授乳することで対応しがちです。

まわりの家族からも「おっぱいが足りないじゃないの?」と言われ、赤ちゃんに泣かれたくないという心理も働いて、ママは赤ちゃんがちょっと泣くたびに、その口におっぱいをふくませてしまいます。

赤ちゃんは口に触れれば条件反射的にお乳を飲むので、その間は泣き止んでくれますが、それを繰り返していると、赤ちゃんは「おなかがすく」という感覚を理解できませんし、「おなかがすいたら、泣いて知らせる」ことも学べません。
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同様に、泣かせないよう早めにおむつを替えてしまうと、「気持ちが悪い→泣いて知らせる→替えてもらうとすっきりする」という学習ができません。
それが当たり前になると、自分から意志や要求を表現しなくなってしまいます。赤ちゃんが泣いて何かを要求した時点でニーズに応えてあげるのが、赤ちゃんのお世話の基本です。

甘えて泣く心理的欲求

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赤ちゃんは、不安だったり甘えたかったり、誰かににかまってほしい、抱っこしてほしいという心理的な要求のあるときも泣いて表現します。赤ちゃんは、ママや家族とコミュニケーションをとりたくて泣くこともあるわけです。

赤ちゃんが泣くたびに関心を寄せてあげることは、とても大切です。「泣いて呼べばママや家族の誰かが来て、あやしてくれる、やさしくしてくれる」というやりとりの積み重ねが、赤ちゃんにとって、ママや家族への愛着の形成につながり、コミュニケーションの基本を学ぶことになります。

泣いたらまずそばに行って、「○○ちゃん、どうしたの?」「大丈夫よ」と声をかけてあげましょう。

赤ちゃんが泣く理由と対処法

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◆おなかがすいた
赤ちゃんにおっぱいやミルクをあげましょう。

◆おむつが濡れて気持ち悪い
おむつを替えてあげましょう。

◆眠たい・疲れた
抱っこして背中をトントンと叩いたり、バウンサーに乗せて揺らしてあげましょう。

◆ゲップが出そう
おっぱいやミルクを飲んだ後で泣くようなら、ゲップを出したいのかも。背中を軽くたたいてみたり、撫で上げてみましょう。

◆寒い・暑い
赤ちゃんは気温や湿度に敏感。適温を心掛け、ブランケットなどで調整をしましょう。

◆布団が冷たい
抱っこから下ろされてすぐ泣く場合。タオルなどでくるんで抱っこし、そのまま布団に寝かせてみましょう。

◆体調が悪い
熱があったり、咳が出たり、一日中グズリ気味なら医師の診断を受けましょう。

◆甘えたい・抱っこしてほしい
抱っこして、歌を歌ったり、静かな声でお話をしてあげましょう。

◆ストレスを発散したい
気が済むまでしばらく泣かせてあげましょう。外の空気に触れたり、車でのドライブも効果的です。

◆うるさい
人混みに連れ出されたり、いつもと違う環境で落ち着かないことも。抱っこしてなだめてあげましょう。

◆まぶしい
室内ならカーテンで日差しを和らげ、外出時はベビーカーのひさしで日を避ける工夫をしましょう。

まとめ

どんな要求で泣いたのかは、いくつかの対応をしてあげるとあてはまり、ニーズが満たされれば赤ちゃんは自然に泣きやみます。ママの対応が上手になるほど、泣く頻度も少なくなってきますよ。
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