目黒区を代表するお祭りである『第43回目黒区民まつり(目黒のSUNまつり)』が、今年も9月15日(日)に行われました。「目黒のさんま祭」「ふるさと物産展」「おまつり広場」「子ども広場」の4つからなるイベントで、中でも特に有名なのは、さんま祭。毎年テレビなどメディアでも多く取り上げられているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
さんま祭はもちろん、子どもが楽しめるコンテンツに、今注目が高まるエコな取り組みも充実していて、盛りだくさんな内容!その様子をレポートします。
さんま祭はもちろん、子どもが楽しめるコンテンツに、今注目が高まるエコな取り組みも充実していて、盛りだくさんな内容!その様子をレポートします。
無料のさんまに大行列!秋の香りが広がる「目黒のさんま祭」
秋刀魚祭は、古典落語“目黒のさんま”にちなんで、炭焼きしたさんまが無料でふるまわれる秋の風物詩。目黒区の友好都市、宮城県気仙沼漁港で獲れたさんま約5,000尾が、大分県臼杵市産のカボスを添えて参加者に提供されます。
会場の周りは、炭火で焼かれたさんまの香ばしいニオイに包まれ、食欲をそそられます。この日は、なんと午前2時半から並んでいた人もいたとか!炭焼きのほか、さんまの旨味たっぷりの「すり身汁」も販売されていましたが、訪れた時にはすでに完売…人気の高さがうかがえます。
大勢の人で賑わうさんま祭の会場に隣接する田道小学校で開催されていたのは、「子ども広場」。こちらでは、塩づくり体験やマイはし作りなど様々なワークショップが催されていて、どれも大盛況!
ダンボールを使った電車やキャタピラ、迷路遊びなどもあり、子どもだけではなく、大人も一緒になって、大きなダンボールを使った遊びを楽しんでいる様子。ダンボールという資材を使うことで、エコな遊び場が生まれていました。
ダンボールを使った電車やキャタピラ、迷路遊びなどもあり、子どもだけではなく、大人も一緒になって、大きなダンボールを使った遊びを楽しんでいる様子。ダンボールという資材を使うことで、エコな遊び場が生まれていました。
プラスチック問題を身近に感じるエコステーションも
子ども広場以外にも、今回のお祭り会場には3つのエコステーションがあり、それぞれでゴミの回収が行われていました。
発泡スチロールを回収し、油で溶かして再利用する方法のデモンストレーションをしていたのは、西濱商事。普段なかなか見ることができないリサイクル処理の過程を見ることができ、子どもたちも興味津々の様子でした。
発泡スチロールを回収し、油で溶かして再利用する方法のデモンストレーションをしていたのは、西濱商事。普段なかなか見ることができないリサイクル処理の過程を見ることができ、子どもたちも興味津々の様子でした。
このほか、ユニリーバ・ジャパンでは、ペットボトルの回収を行っていました。2050年には、魚よりも海洋中のプラスチックゴミの量がも多くなるのではと予測されるなど、注目を集めているプラスチック問題。ショップ袋やプラスチックストローの廃止など、様々なところで脱プラスチック(通称脱プラ)の動きがみられていますが、明日から急にプラスチックの使用をやめるというのは難しいもの。
そこでユニリーバ・ジャパンでは、脱プラや使用量の削減に加え、今あるプラスチックを賢く循環させてゴミにしないようにする「ベタープラスチック(通称ベタプラ)」に注力しているのだとか。その一環で、この秋から発売するLUXなどの主力商品のパッケージを、最大95%再生プラスチックを使用したものに変更するなどの取り組みを行っているそうです。
そこでユニリーバ・ジャパンでは、脱プラや使用量の削減に加え、今あるプラスチックを賢く循環させてゴミにしないようにする「ベタープラスチック(通称ベタプラ)」に注力しているのだとか。その一環で、この秋から発売するLUXなどの主力商品のパッケージを、最大95%再生プラスチックを使用したものに変更するなどの取り組みを行っているそうです。
プラスチック問題については知っていても、再生プラスチックというものがあることは知らない人も多いそうで、消費者にその存在を知ってもらう活動として、今回、ユニリーバ・ジャパンの本社がある目黒区のイベントでペットボトルを回収し、それを再生プラスチックにして、自社製品のパッケージに再利用するという活動を始められたとのこと。地元企業が環境問題に取り組む姿勢を間近で見ることは、祭りに参加した人たちが環境問題を身近に感じるきっかけになったのではないでしょうか。