在宅時間の増加により、飲む量や機会が増えた飲料は「コーヒー」が約3割、「緑茶」が約2割に!
在宅時間の増加により、飲む量や機会が増えた飲料を「コーヒー」と回答した人が34.3%と最も多く、次いで「緑茶」と回答した人が16.5%、「ミネラルウォーター/炭酸水」と回答した人が13.6%という結果になりました。
「緑茶」を飲む量や飲む機会が増えた理由として、「健康に良いと思うから」が46.1%と、回答が多かったのに対し、コーヒーを飲む機会が増えた人の中で、「健康にいいと思うから」と回答した人はわずか9.9%であったことから、多くの人が健康効果を期待して緑茶を飲むようになったことが分かります。
健康効果を期待して緑茶を飲む人の中で約7割の人が免疫力の向上を期待していることが判明!
「健康にいいと思うから」緑茶を飲んでいる人の69.7%が免疫力の向上を期待しており、次に多かったのがリラックス効果を期待する声で50.0%となりました。免疫力の向上を期待する声は20代で最も多く、20代男性が85.7%、20代女性が88.9%、20代男女平均で87.5%となり、若者の多くが免疫力の向上を期待して緑茶を飲んでいることが明らかになりました。
専門家の調査に関するコメント
カテキンは様々な体の悩みを解決できる ~「日常“茶”飯事」で健康的に~
健康を意識して緑茶を摂取する人が増加した調査結果が出ましたが、緑茶にはコ-ヒーに含まれない食物繊維が含まれており、便秘の予防をはじめ、抗酸化作用は生活習慣病の予防、癌の予防、最近では認知症の予防に効果があることがわかってきました。今後も緑茶の摂取お勧めします。
コーヒーと緑茶の飲用機会が増えた結果も出ましたが、緑茶のカフェインは徐々に作用が現れ、持読時間が長いと言われています。また、緑茶にはテアニンというリラックス作用物質も含まれていますので、カフェインの効果は程よく現れます。緑茶は仕事が一段落し、リラックスする目的で飲水されたとも考えられます。
緑茶に含まれるカテキンには解毒、殺菌、抗ウイルス効果が知られています。例えばカテキンはインフルエンザウイルスのスパイクをカテキンの膜で覆い、体内に侵入するのを防ぎ予防します。新型コロナに対する影響について今は何もわかっていませんが、免疫力を高めて病気の予防、重症化阻止は非常に重要です。
「日常茶飯事」という言葉がありますが、日ごろお茶を飲んだり食事をしたりするようなありふれた行為や出来事という意味で、すなわち、お茶を飲むのは長く日本人の日常生活や食生活に根づいております。それは現在に至るまで緑茶が身近であり、副作用や健康を損なうようなことがなかったとも言えます。
今回の結果でも明らかになりましたが、緑茶ほど日本人に好まれている飲料はないのではないでしょうか。
緑茶を継続的に飲むことで体脂肪を低減!夏はリラックス効果のある氷水出し緑茶がおすすめ
調査結果で「体重増加」に悩んでいる人が多くいるということでしたが、“コロナ太り”という言葉は話題になったように、大きな問題になっています。そんな方にも緑茶はおすすめです。
緑茶に含まれる「ガレート型カテキン」には、食事の脂肪吸収を抑えることが明らかになっています。さらに、継続的に摂取することで体脂肪が低減することも分かっています。そのほかにも緑茶には様々な良い効果があるため、健康のために継続的に摂取することが非常におすすめです。
また、緑茶のリラックス効果を期待して飲用している方が多くいらっしゃいましたが、これらの季節は氷水で煮出す、氷水出し緑茶で、リラックス効果のある「テアニン」を摂取することがおすすめです。
氷水出し緑茶とは、常温水はもちろん、冷水よりもさらに低い温度の氷水で入れたお茶のことで、渋みを持つエピガロカテキンガレートが少なく抽出されるため非常に甘く、老若男女問わず飲みやすい味となります。
緑茶に含まれるうまみの成分である「テアニン」には、抗ストレス効果や自然な睡眠を導く効果が期待されており、テアニンを飲んだ場合の人間の脳波を測定すると、α波というリラックスしている状態のときに発する脳波の出現が確認できます。
氷水出し緑茶は、緑茶に含まれるカフェインがお湯で入れた時よりも半分~80%以上減少するため、寝る前にリラックスするために飲むこともおすすめです。