おむつに血！？ママの不安を解消！「新生児月経」の原因と対処法【体験談あり】

2020年10月、私は初めての出産で元気な女の子を出産しました。

なにもかもが初めての育児で、娘のオムツに血が付着しているのを見つけたときは、本当に驚きました。まさか、赤ちゃんのオムツに血が付いているなんて…！と、不安に襲われ、慌ててしまった経験があります。

そこで今回は、赤ちゃんの性器から出血する新生児月経（しんせいじげっけい）とは何か、同じような経験をされた方のために、詳しく説明したいと思います。

新生児月経とは何か

正期産（妊娠37～41週のお産）で生まれた女の赤ちゃんは、生後3～7日目ごろに性器からの少量の出血や赤やピンク色、茶色のおりものが出ることがあります。これは病気ではなく、｢新生児月経（しんせいじげっけい）｣と言います。私の場合、41週と3日で出産し、新生児月経を見たのは生後3日目のことでした。

10歳前後に始まるはずの月経がなぜ新生児に起こるのか、とても不思議ですよね。これには長い間お腹で赤ちゃんと共に過ごしたママの女性ホルモンが関係しているのです。

「新生児月経」と「ママの女性ホルモン」の関係とは

お腹の中にいるとき、酸素や栄養だけでは無くママの持つ女性ホルモンも胎盤を通して赤ちゃんにも伝わります。そのため、体の成長と共に胎児である女の子の子宮内膜も厚くなるそうです。

そして、出産後はママから女性ホルモンを受け取らなくなるため、体内の女性ホルモンが減ります。そのため子宮内膜が剥がれ落ち、わずかな出血や、赤・ピンク色・茶色のおりものとなって排出されます。これが新生児月経のメカニズムです。

まさか、お腹の中にいる時から私達大人と同じ生理の仕組みが成立しているなんて、まさに生命の神秘ですよね！

新生児月経は女の子全員に起こるの？

助産師さんに詳しく話を聞くと、新生児月経は女の子全員にある訳では無く、あっても無くても健康には何んの問題も無いとの事でした。また、新生児月経があることによってお腹の痛みや貧血などの症状が出ることもないため、心配する必要はないそうです。

その当時、助産師さんからこの言葉を聞いてとても安心したのを覚えています。