2024年8月30日 更新

【絵が苦手でも大丈夫】朝顔の観察日記が上手に描けるようになる方法|イラスト付き

小学生になると、似顔絵や夏休みの観察日記など、絵を描く機会が増えますよね。しかし、うちの子は絵がちょっぴり苦手です。そこで、上手く描けるようになるにはどうしたらいいか、子どもと一緒に考えてみました。

ステップ②じっくり観察しよう

本物の朝顔と、娘のイラストをじっくり見比べてみたところ、絵が不自然だった理由は「葉脈の向きが逆になっている葉っぱがある」ということでした。

「植物は根から水や栄養を吸い上げて、葉っぱに行きわたらせるよ。だから水がちゃんと流れる向きに葉脈を描こう。これじゃ枯れちゃうよね」と話すと、驚いて葉っぱを見つめ納得した様子でした。

そして、「葉っぱには線があるものだと思って適当に描いてたけど、ちゃんと意味があるんだね」と言って描きなおしました。
葉脈の向きを直したことで、不自然さが無くなりました。

葉脈の向きを直したことで、不自然さが無くなりました。

【朝顔の葉っぱをリアルに描く方法】

①葉の基本形を描く: 葉の輪郭を描きます。朝顔の葉っぱを描く場合はハート型を意識して描きましょう。

②葉脈を描く: 葉の中心から外側に伸びる葉脈を描きます。これにより、葉がリアルに見えるようになります。

③色を塗る時は、「植物=緑」と思い込まず、良く観察してみましょう。じーっと見ていると、黄色やエメラルドグリーンなど、色々な色が見えてくるはずです。(どうしても色に迷ったら、薄い緑色、黄緑色、茶色の3色を使って描いてみましょう)葉脈に近い部分を濃く塗ると、よりリアルに見えるはずです。

ステップ③植物の写真をスマホで撮って描いてみる

朝顔は日に日に成長していきます。次に子どもは、「全体を描くべきなのか、葉っぱや花だけ描いていいのかわからない」と悩み始めました。

そこで思いついたのが、「描きたい部分だけを切り取ればいい」ということです。筆者のスマホを子どもに渡し、描きたい部分の写真を撮らせることに。

これなら、暑い中ずっと外で絵を描く必要もなく、わかりにくい部分はズームアップしてじっくり観察することもできます。どうしても上手く描けない部分は、スマホの画面を明るくして、メモ紙にトレースしてみて描く練習をしました。

絵と写真なので見比べるのも簡単ですし、お手本をなぞって描くことは、絵の上達において非常に効果的です。この方法を取るようになってからは急に上手になったように感じました。
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【朝顔の花の描き方】

①朝顔の花は、横から見るとラッパのような形をしています。このラッパ形を大まかに、薄く描いてみましょう。このとき、円や楕円を使うとバランスが取りやすいです。
※斜めから見た朝顔の花を描く際は、「筒」と「がく」の2つの形を意識してみましょう。この2つを組み合わせて描くことで、より立体的でリアルな朝顔の花になります。

②花びらのフチを濃く描き込みます。花びらが重なり合う部分は大切なポイントなので、忘れずに描き込みましょう。

③最後に花の中心部分に細かいディテールを書き足します。ここを細かく描き込むことで花全体が引き締まります。

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絵が苦手な子は、3Dを2Dに変換すると上手く描けるようになる!

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絵の難しさは、3Dの物を2Dにする(平面状に表現する)必要がある点も一因だと思います。

そもそも、写真は2Dなので、手元に置いて見たまま描けばそこそこ上手く仕上がります。簡単な似顔絵なども、「写真に撮ってから描き写す」という方法を使うと、顔のパーツのバランスが取りやすいので、いつもより上手く描けるようになると思います。

しかし、これはあくまで「絵が苦手な子が少しだけ上手く描けるようになる方法」です。絵画展に出すような絵を描けるようになる方法ではありませんが、即効性はあります。とても手軽な方法なので、絵が苦手で観察日記が書けずに困っているお子さんは一度試してみてはいかがでしょうか。

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ぷるナッツ ぷるナッツ

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