体の大きな力士たちが、裸でぶつかり合い、時には自分よりも大きな力士を投げたり、土俵際ギリギリで踏ん張って負けるかと思いきやそこから力技で相手を倒したりと、戦っている姿がなんともいえないくらいかっこよく、勇ましいです。
とはいえ、お相撲の楽しみ方って?
1、おすすめは「桝席」
大相撲の観戦はやっぱり「桝席」。力士の息遣いや、本場の幕の内弁当をはじめとした大相撲ならではの食事といった醍醐味を楽しむには最高の環境です。
力士の立合い時に頭どおしでぶつかると「ゴツッ」と音が聞こえ、人気力士への大歓声の中での相撲観戦、行司や呼出しの華麗で伝統を感じ得る所作のひとつひとつが間近で見えるなど、「桝席」ならではの魅力は語り尽くせません。
2、観戦前に「推し力士」をリサーチ
お目当てのチケットが購入できましたら、より相撲観戦を楽しむためにも事前準備をお勧めします。応援しているごひいきの力士がいる方はその力士の情報を、まだごひいき力士がいない方は出身地や所属する相撲部屋から探してみてはいかがでしょうか
3、館内も丸1日楽しめる
相撲案内所の入口付近には、きびきびと動き回るたっつけ袴姿の「出方さん」の姿が見えます。ここが通称「お茶屋通り」で、情緒たっぷりの雰囲気に感動されるお客様も多いようです。
3、本場所のスケジュール
前相撲
新弟子の初土俵は三日目(大阪場所は二日目)から始まる前相撲です。成績優秀者から順に出世します。
午前8時30分~ 序ノ口~幕下取組
序ノ口、序二段、三段目、幕下力士らが明日の関取を目指して頑張っています。
※十三日目以降は午前10時頃から取組が始まります。
午後2時45分 十両土俵入り
※初日と千秋楽は早まります(以降同様です)
午後3時~ 十両取組
関取の登場です。体つきや力士と力士がぶつかり合う時の音、迫力が違います。
午後3時30分 協会ごあいさつ
初日と千秋楽に相撲協会理事長が幕内上位の力士と一緒に土俵に上がり、観衆に向けて挨拶をします。
中入り
十両の取組終了から幕内取組開始までの休憩時間が「中入り」です。幕内土俵入り、横綱土俵入りなど様々な伝統的な儀式が観客を楽しませてくれます。
午後3時55分 幕内土俵入り
土俵入りの順序は奇数日は東方から偶数日は西方からと決められています。
午後4時 横綱土俵入り
土俵の華である横綱土俵入りは、右手に太刀持ち、左手に露払いを従え、横綱は静から動、動から静へと型に従った所作を披露します。
午後4時10分~ 幕内取組
いよいよ幕内取組です。人気力士、強豪力士が次々と登場して、熱戦を展開します。
午後5時15分 三役揃い踏み
千秋楽では、結び三番を残して「三役揃い踏み」が行われます。東西それぞれ三人の力士が土俵に上がり、扇の形で正面を向き三人そろって四股を踏む儀式に 場内の雰囲気は最高潮に達します。
午後6時 弓取式
結びの一番終了後、幕下力士が行司から弓を受け取り舞う儀式で、毎日感謝の礼を表現して有終の美を飾ります。
表彰式
千秋楽には幕内優勝力士に天皇賜杯と優勝旗、また関脇以下で活躍した力士に 殊勲賞、敢闘賞、技能賞の三賞が授与されます。
力士たちと触れ合える地方巡業もおすすめ!
サイン会や握手会などのイベントがあり、力士たちと触れ合える貴重な地方巡業。本場所中は勝負が懸かっているので力士の皆さんはピリピリしがちですが、地方巡業では積極的にファンサービスもしてくれます!