海外へ怪獣2人を連れて行くだけでヘトヘトになった話

こんにちは。
日本でASDに悩むママ専門カウンセラー、料理研究家をしていた室橋歩美です。
現在長女4歳、次女1歳の姉妹ママです。

30歳になったら海外移住したい...！
その夢が少し早まり現在28歳、タイのシラチャにて長期間の海外生活をする事になりました。
日本の皆様にも海外生活の様子、タイと日本の違い、海外旅行に関する現地のお役立ち情報などを今日から届けていこうと思います！

海外へ怪獣2人を連れて行くだけでヘトヘトになった話

via retrip.jp

タイへlet's go！
こんなノリでタイへは行けませんでした。

パスポートはもちろん、今まで契約していた何もかもに終止符を打たなければいけません。
海外移住の前に必要な手続きなどは次回綴るので今回は飛ばします。

「俺が先にタイ(海外)へ行って、1ヶ月後就業ビザを取ってから、家族は日本で俺と家族だという証明の手続きを済ませて遅れて海外へ来る。俺がタイへ行ってから2ヶ月後くらいかな。」

海外移住の前というのは、旦那様が先に現地へ行き、就業ビザを取り、後から家族が来るのがお決まりです。(観光用ビザは30日以内で切れるから)

しかし。B型嫁(私)は常識を覆しました。

「ふざけるな！何が楽しくて24時間約2ヶ月も怪獣2人を1人で世話しろって？家族全員で同時に海外へ行けるようにどうにかして」

出た。B型必殺！常識なんて関係ない攻撃。
こんな無茶苦茶な...って思いますよね？

でも、皆様が突っ込まないから旦那と別々入国が常識になっているだけで、実は同時入国は可能なのです。
チビ怪獣を抱え海外移住をする奥様には、これはかなり朗報だと思いますのでお見逃しなく。

旦那と同時入国の流れ

via www.tabikobo.com

入国する前に必要な物。
▷旦那と結婚し子供もいるという証明書。つまり、戸籍謄本です。

旦那側は通常通り、就業ビザを取得します。
家族は30日以内限定滞在の観光ビザではなく、3ヶ月滞在出来る勤労者家族ビザを取得します。
その3ヶ月以内に現地で滞在延長手続きをすれば家族もそのまま滞在出来ます。
旦那側の就業ビザも3ヶ月で切れる為、家族が後から来たとしても滞在延長手続きはしなければいけないので特別な負担はないと思います。

異国に同時に家族と来るとストレスが溜まると言う方もいますが、仲が悪くない家族は絶対に一緒に来た方が良いです。

タイ料理は日本人向けの料理と言われているのは、正直、勘違いだと思います。
旅行だから美味しく感じたりするものですし、国内で食べるエスニック料理はたまにだから美味しく感じます。
しかし、日本料理に慣れ親しんだ私たちが毎日タイ料理を食べるのは苦痛になるのです。タイにも日本料理はありますが、値段は日本の3倍価格なので一時の旅行時ならまだしも、これからこの地で生計をたて移住する人間は中々手を出せません。(日本の激安レトルトカレーが250円くらい)
このように、食事だけでかなりのストレスが溜まります。

そして、常時言葉が通じないのは何よりストレスですし、家族間だけでも会話が出来るのと、会話が出来る人がいないのとではあまりにもストレスの溜まり方が違います。

私の旦那様も最初こそ常識にならい1人入国をしようとしていましたが、実際一緒に入国し「もし一緒に入国していなかったら現実から逃げる場所が一切なくて禿げてたかも。」と冗談でも言っていたくらいでした。

このように選択肢はあるので、よく家族で話し合い決めて頂けたらと思います。

いざ、出国！！

日本からタイへは約5～6時間。私はセントレア空港から日本時間午前10時30分頃フライトしました。
目指すはバンコク空港。

4歳の長女ちゃんには塗り絵を2冊用意。後は機内のお菓子や御飯を食べたり、昼寝、おしゃべりをしていれば5、6時間は持つから心配なし！

気になるのは1歳の次女。
普段、大好きなアンパンマンのDVDも30分観ていられるか観ていられないか...そんなレベルなので5、6時間のフライトなんて未知の領域でした。

家族だけの車内なら「何とかなる！」でもいいのですが、航空機内となると他人様もいますので話は別ですね。
子供は泣くのが仕事！と他人様に価値観を押し付けるのはモラルに反します。

そこで、幼児用の睡眠導入剤を考えました。睡眠導入剤という字面が”危険なもの”の印象を与えがちですが、幼児用の睡眠導入剤は鼻水を止める薬と成分は同じです。
あまり知識のないお医者様だと処方してくれません。(ちなみに私のかかりつけ医は処方してくれませんでした)

これは困った。薬の力は借りれないぞ...どうしよう？！

という事で、前日夜12時まで寝かしつけずに遊ばせました。まるで元旦のようでした。
そして朝6時に起こし、午前中のお昼寝タイムもオモチャで釣ってスルー。
次女ちゃん、ウトウトしながら頑張っておりました。

via flightliner.jp

空港の荷物検査時は哺乳瓶は空にしなければいけませんが、機内に入る前の待ち時間に空の哺乳瓶にミルク満杯作りました。
機内に入ってすぐにミルクを飲みたいだけ飲ませると...満腹になり3時間熟睡させる事に成功。
通常時は30分～1時間しか寝ないので奇跡が起きました！

残りの2、3時間はお気に入りの動画を見せたり、お菓子を食べさせたり、空を見させたりして時間を潰し、ぐずる事なく無事タイへ到着。
(赤ちゃんのお気に入りのオモチャやゲーム、本などがあるご家族は可能な限り機内へ持ち込んだ方がいいです。DVDは見れますが、イヤホンが出来ない年齢の子にはあまり意味はないかと思います)

空港へ着いて待っていたのは尋常じゃない疲労感でした(笑)
飛行機に長時間拘束はただ乗っているだけで大人でも疲れますし、前日子供を寝不足にさせる為に自分も寝不足。
機内での他人様への気遣い。大量の荷物。