2021年6月11日 更新

我が子に説明できますか?親子で読みたいSDGsの書籍3選

最近よく耳にする「SDGs(エスディージーズ)」。インターネットで調べればすぐに色々と出てくるけれど、せっかくなら親子で一緒に本を読んで、SDGsをより身近なものに感じてみませんか?

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「SDGs(エスディージーズ)」とはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で、国連加盟国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げられた目標です。SDGsは「17の目標」とそれをより具体的にした「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。
インターネットで調べれば、その17の目標はすぐに出てきます。ですがこれらの情報を我が子にわかりやすく噛み砕いて説明することができますか?
筆者は、本の力を借りたいと思い、子ども向けのSDGsの書籍をいろいろ読んでみました。

子どもたちは、守るべきか弱い存在であると同時に、未来の担い手です。その子どもたちが、SDGsについて踏み出すきっかけのお手伝いをしてくれるのは、やはり本だなと感じました。今回は、親子で読んで欲しいSDGsの書籍を3つご紹介します。

わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ

わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ|原琴乃

1,980
この一冊を通じて、ともすればわかりにくい・教えにくいSDGsの基本的な理念を理解し、具体的な行動を身につけていくことができます。
こちらの本は、今回ご紹介する三冊の中では一番低年齢向け(幼稚園〜小学校低学年)です。ひらがなが多く、可愛らしいイラストに短い文章がついています。
この本の結びのあたりの「ちいさな こうどうが おおきな ちからに なっていくんだ」の言葉の通り、日常の中のほんの小さな気づきがあれば、全て何かにつなげることができるんだな、と教えてくれる本です。
作者の原琴乃さんは、外務省で国内外の持続可能な開発目標(SDGs)推進を担当してきた方です。この本をお子さんと読む際は、先にパパやママがこの本の「この本を通じて子どもたちと対話してくださる皆さまへ」をお読みになってから、一緒に読んでみましょう。

知っていますか?SDGs  ユニセフと目指す2030年のゴール

知っていますか? SDGs|制作協力 日本ユニセフ協会

2,750
世界の未来を変える17の目標。“ SDGs”入門書。
日本ユニセフ協会が制作協力しているこちらの一冊は、ユニセフの活動を元に、SDGsのテーマごとに世界中の子どもたちに起こっている事が取り上げて紹介されています。
マダガスカルの砕石場で働かされる幼い子供。一番近い診療所でも徒歩数時間かかる場所でマラリアに苦しむシエラレオネの赤ちゃん。安全な水が飲めない村や、トイレがない村。決して綺麗事ではない世界の現状が、ありありと紹介されています。
そして現状を伝えるだけでなく、「インフラ整備の重要性」「持続可能な漁業とは」「不平等をなくすということ」などもとてもわかりやすくまとめてあります。

こちらはふりがなが無い漢字も増え、文章も長くなるので小学校低学年には難しいと感じます。小学校四年生くらいから読めると思います。

SDGs ぬまっち式アクション100

SDGs ぬまっち式アクション100 1学校編|沼田晶弘

3,300
どこからでも読めて、すぐに始めたくなる「地球がにっこり」するためのアクション集。SDGs(持続可能な開発目標)の目標とリンクする、 学校でできる33個のアクションを紹介。やればやるほど楽しくなるSDGsの入門シリーズです。
こちらは、タイトルの通り「アクション」に重きを置いて、「SDGsの目標とリンクして自分たちには何ができるか」という事を具体的に紹介している本です。イラストも多く、小学校低学年〜小学校高学年まで幅広く読めると思います。「1学校編」のリンクをご紹介していますが、「2まち編」「3家族編」もあります。

現役の小学校の教諭である沼田晶弘先生(ぬまっち)が監修された本で、「残飯ゼロミッション」や「お助けピクトグラム」など実践しやすいアイディアがたくさん載っており、そのアクションがどのSDGsの目標とつながっているかわかるアイコンも載っています。また「○○大作戦」「○○ミッション」など、子どもたちが喜んで取り組みそうなネーミングセンスもさすが現役の先生です。
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月とレモン 月とレモン

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