2024年10月25日更新

【体験談】実際どうなの？義実家同居で子育てすることのメリット・デメリット

核家族化が浸透し、いまや絶滅危惧種に近い「同居世帯」。実はわたしも、義父と同居している同居嫁なのです……。そこで今回は、２世帯同居のメリットやデメリットを経験者の立場からご紹介したいと思います。

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③災害時の安全確保がしやすくなる

意外なメリットかもしれませんが、地震や台風などの災害時、複数の大人がいることで安全確保がしやすいことを実感しました。避難の判断や準備も協力して行えます。もちろん、義家族がみんな健康だからといえるかもしれませんが、有事の際、頼りになる大人が家の中に複数人いるのは心強いものです。

以上が義実家同居の主なメリットです。もちろん、デメリットもありますが、同居を考えている方は、これらのメリットを参考に、ご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。

同居のデメリット

①プライバシーの確保が難しく、なにをするのも気を使う

同居生活の最大の課題の一つが、プライバシーの問題です。特に新婚カップルや子育て中の若い家族にとっては深刻な悩みとなってしまうかもしれません。

私自身、自分の家といえども、親世帯がいるとどうしても気を使います。個人的な会話や電話が聞こえてしまうのも嫌ですし、家族の共有スペースであるリビングではくつろげないのが現状です。

プライバシー確保の対策としては、二世帯住宅のようなプライバシーを考慮した住居設計を検討するのも一案です。完全に分離された生活空間を持つことで、この問題を大幅に軽減できる可能性はあります。

②生活習慣の違いによるストレス

世代が異なれば、当然生活習慣にも違いが出てきます。これは些細なことから大きな問題まで、様々な形でストレスの原因となり得ます。

食事やお風呂も自分たちのタイミングでできないこともしばしば……。掃除の仕方や、キッチンの使い方など、人それぞれなので、嫌だと感じてしまうことも少なくありません。生活習慣の違いを互いに理解し、尊重し合えれば良いのですが、実践するのは簡単ではないな…と思ってしまいます。

③親戚やお客さんとの交流が増えて疲れてしまうことも

夫の両親と同居する場合には、自分の住む家が、夫の家族にとっては実家になります。そのため、年末年始やお盆など、イベントの際には親戚が帰ってきたり、そうでなくてもちょくちょく遊びに来たり……。

遊びに来る方は気楽ですが、迎える側は準備や片付けなど本当に大変です。また、親世帯が付き合いの多い人だと、お客さんが来ることも少なくありません。かといって、自分の友達は招きにくかったりもします。

同居を成功させるためのポイント

義実家との同居は、メリットもデメリットも大きい選択です。成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは、私が同居を円滑に進めるために取った具体的な方法をいくつかご紹介します。

①事前の話し合いと取り決めをする

同居を始める前に、家族全員で十分な話し合いを行うことが不可欠です。特に以下の点について、具体的に話し合いましょう。

・生活費の分担方法（家賃、食費、光熱費の按分方法など）
・家事の役割分担
・子育ての方針（しつけの方法、教育方針）
・プライバシーの確保方法
・休日の過ごし方

できるだけ、合意した内容を文書化しておくことをおすすめします。「同居前にそんなことするとギスギスしてしまうのでは？」と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。「同居で気をつけたいこと」や「事前に決めておきたいこと」を話し合うのは、後々後悔したり誤解や行き違いを防ぐためには重要なことです。