2019年8月21日 更新

ドキッ!子どもにとって親は一番の身近なモデルなのです。

子どもは教えられなくても周りの誰かを観察して模倣しながら学んでいく、これをモデリングといいます。

『親の背を見て子は育つ』とはよく聞く言葉です。
重要と思われることば、「背」に注目して考えてみたいと思います。 子供は、親の日常やっていること(親のやり方)が、あたりまえのことであって、その親の生活習慣を知らない間に身につけてしまう という意味があるのだと思います。また、親が世間にはあまり出さない、隠している後ろの部分も、日常的によく見ているので、 親のそのような面も、常識として受け入れてしまうという意味もあると思います。子供は、親のよい面、悪い面すべてを 常識としてしまうということと思います。「子は親を映す鏡」と似ていることわざです。

こんな見覚えないですか?

・筆者の話になりますが、3歳の娘がよくおままごとをしています。「ほらお兄ちゃん早くしなさいっ。保育園に行く時間ですよ。早くしないとおいてっちゃうからね。いいの?おうちに一人でいたらおばけがくるよっ。」…娘が私のよく言うことをつらつらと。

・「まじで?」「うそ?」「なんでやねん」「ま、いっか」「もーはらたつなぁ」など口癖をマネされます。

子どもが使ったら「こらっ!」といいたいところですが、自分が使っていたら注意のしようがないですね。
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あちゃぁ・・・
また、こんなエピソードを耳にしたことがあります。保育園での懇談会での出来事です。

母「先生、うちの子挨拶がきちんとできないんです…ほらきちんと挨拶しなさいっ!って言っても黙ったまんまで、困っています。」

先生先生「ご自宅ではお父さんとお母さんは日常的に挨拶されていますか?家庭での会話や挨拶を見て子どもは自然に挨拶するものですよ」

母「あっ…はい」
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「私、ちゃんと見てるよ」

親の言動が子どもに与える影響とは

養育者、一般的には親が子どもに対してとる態度や行動のことを「養育態度」といいます。子どもと養育者との間の相互作用とそれをもとにして形成される対人関係が、子どもの性格形成や対人関係、社会的適応などに大きな影響を与えていきます。
via 参考文献:「手にとるように心理学がわかる本」
五感をフル稼働して子どもは情報をキャッチします。これは生まれてすぐの赤ちゃんの頃から始まっています。

子は親の表情をよく見ていますし、口にする言葉もよく聞いています。また親がかもしだす、場の空気も肌できちっとキャッチしています。ある程度の年頃になると親の顔色を伺って発言したり行動したりもしてきます。
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子どもに「挨拶しなさい」「お勉強しなさい」「お友達と仲良くしなさい」「人に親切にしなさい」と口にしていうより親である私たちが笑顔で挨拶を交わし、人との関わりを大切にし、思いやりの声掛けを心がけ、日々学ぶ事を忘れないことの方が子どもにいい教え、しつけができるのかもしれません。

また『信号を守ること』『ごみをきちんとゴミ箱に捨てること』などマナーやルールも親が守るからこそ、子どももできるようになるのではないでしょうか。

父親・母親の役割を活かして「役割分担」も大切です

父親は仕事で忙しいからなかなか関わる時間もないかもしれませんが、子どものお世話やしつけは母親だけのものではありません。しかし父親にしかできないしつけや教え、遊びもあります。力仕事やめいいっぱい体を動かして遊ぶ時は母親よりも父親と遊ぶ方が子どもも楽しそうです。筆者の娘も父親に力強い腕で高い高いをして貰ったり、ぐるぐる回して貰うのが大好きです。

また、男は女を守ること、家族を守ること、自分より小さい子には優しく、女性には優しく、弱いものはいじめないこと。そのようなことを示したり。妻への感謝を示したり。その姿を子どもは見つめ、伝わっていくものではないでしょうか。
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この記事のライター

moo-chan moo-chan
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