バストトップがちくちくと痛くなったり、初経がはじまったり...。そんな体の急激な変化を目の当たりにして、ひとりで悩みを抱えてしまう子は少なくありません。
また、同時に親も子どもの成長についての不安を持ち始め、コミュニケーションの取り方を考え始める時期でもあります。
今回は、下着メーカーのワコールが運営する女の子に向けた体の成長に関する悩みなどをサポートする情報サイト『ガールズばでなび』 に寄せられている情報をもとに、期待と不安に揺れ動く子どもたちの不安や悩みとは、一体どんなものなのか考えていきたいと思います。
女の子たちはこんなことに悩んでいる!
第1位 胸について
・ブラを買ってと言えない
・おうちの方へ勇気を出して言っても「まだ早い」と言われてしまう
第2位 生理について
・生理っていつ来るのかわからない
・生理用下着ってつけなきゃいけないの?
第3位 異性について
・ブラが透けて、男の子に見られるのが恥ずかしい
・生理が周りの男子にバレないか心配
第1位は、胸の成長についてでした。数多くの子が、身体の変化にともなってブラを必要としているにも関わらず、気恥ずかしさから親に相談できずにいる、勇気を出して相談しても「自分の頃はまだブラなんかつけていなかった」「まだ必要ないんじゃないか」と、親が自分の経験と照らしあわせて判断するケースも多いようです。
「昔と今ではこどものカラダの成長速度が異なっている」という事を、よく理解しておく必要があります。
女の子のカラダの成長速度
バストは、初経の1年以上前からバストがふくらみはじめ、初経が迎える頃にはふくらみが横にひろがり、
初経から3ヶ月~1年頃には立体的にふくらみます。
成長には個人差はありますが、初経前後の”約4年間”で、大きく成長変化することがワコールの研究で分かっているそうです。
実は、現在と20年前を比較すると初経年齢が早くなっていることから、子どものバストの成長がどんどん早くなっているんです。
ブラを着ける理由が大人とはまったく違う
大人用のブラジャーとは "着ける理由"がまったく異なります。
この時期にブラジャーを着けている子は、まだ少数です。しかし、ふくらみはじめた乳頭の周辺はとても敏感です。
体操着や洋服の上からでもプクッと乳頭が目立つようになり、衣服とこすれて痛みも感じやすくなります。
ステップ1のブラジャーは「乳頭が衣服にこすれない」「乳頭を目立たせない」ために着けさせてあげましょう。 Step1のおすすめブラ
Step2 横に膨らんでいるバストを揺れから守る
バストが横に膨らみ、カラダとの境目がはっきりしてくるこの時期でもブラジャーを付けている子は約半数程度。
この時期にブラジャーを着けていないと、バストが揺れて「はずかしくて思いきり動けない」「揺れて痛い」などと感じる子どもたちが増えてきます。
ステップ2のブラジャーは、揺れを少なくし、思いっきり動けるようにし、バストを包んで支えるために必ず着けさせてあげてください。 Step2のおすすめブラ
Step3 かたくふくらむバストを押さえず支える
まるく立体的にふくらみ、見た目はほとんど大人のようなバストになるステップ3では、ブラジャーの着用率は90%。さらにこの中で大人用のブラジャーを着けている子が約半数程います。
一生で一番かたいのがこの時期のバストの特徴です。やわらかい大人のバストの形を支える設計の大人用のブラジャーでは違和感をおぼえることもあります。
ステップ3では、「かたくふくらむバストを押さえず支える」ために、柔らかいワイヤーや 伸びのよいカップ素材を使った成長期専用のブラジャーを選んであげてください。 Step3のおすすめブラ