双子を妊娠することを「双胎妊娠」といいます。双子の種類には一卵性と二卵性があり、一卵性双胎の確率は500人中2組といわれています。赤ちゃんを一度に二人授かっていると分かったとき、喜びとともに様々な不安も感じるかもしれません。今回は、双子の妊娠と出産についてまとめました。
一絨毛膜性の場合は健診の回数が増える
双子では、超音波検査で胎盤の数を調べます。胎盤がひとつの“一絨毛膜性”は一卵性ですが、胎盤がふたつある“二絨毛膜性”は二卵性と一卵性の場合があります。
二絨毛膜性の場合は胎盤を通してママから送られてくる酸素や栄養をひとりずつ確保できます。しかし、一絨毛膜性の場合はふたりでひとつの胎盤を共有するため、平等に行きわたらないことも。
気をつけたいのは一絨毛膜性で、ふたりの体重や羊水量に差が出る場合です。そのため、何かあったときにすぐ対応できるように、健診の回数を増やして見守ることが重要です。
二絨毛膜性の場合は胎盤を通してママから送られてくる酸素や栄養をひとりずつ確保できます。しかし、一絨毛膜性の場合はふたりでひとつの胎盤を共有するため、平等に行きわたらないことも。
気をつけたいのは一絨毛膜性で、ふたりの体重や羊水量に差が出る場合です。そのため、何かあったときにすぐ対応できるように、健診の回数を増やして見守ることが重要です。
妊娠が順調なら経腟分娩で出産も可能
双子妊娠は早産になる確率も高くなるため、病院ではできるだけ長くおなかの中にいるように管理入院を行うこともあります。36~38週に赤ちゃんの体重が2500g前後になり、ふたりとも頭が下にある頭位の場合は、経腟分娩が可能です。ただし、最近では安全を考えて帝王切開分娩になることが多くなっています。
お助け制度やサークルを活用する方法も
双子ママを助ける公的助成制度があります。まず、産前休業は通常6週間のところ、双子の場合は14週間に延長できます。出産育児一時金は1人につき42万円までですが、双子の場合は2人分の84万円が支給されます。
また、双子の妊娠や出産、育児に不安を抱えるママは多いものです。地域の自治体で双子のママのサークルを紹介してくれるところもあるので、問い合わせてみるのもよいでしょう。
インターネットなどでも双子ママ向けのページがあり、先輩ママのアドバイスを受けることができます。
また、双子の妊娠や出産、育児に不安を抱えるママは多いものです。地域の自治体で双子のママのサークルを紹介してくれるところもあるので、問い合わせてみるのもよいでしょう。
インターネットなどでも双子ママ向けのページがあり、先輩ママのアドバイスを受けることができます。
まとめ
赤ちゃんを一度にふたり授かるとママのからだは大変…、でも嬉しさも二倍です。双子の妊娠と出産に関する知識を知って、無事に出産の日を迎えましょう。