2019年8月26日 更新

【ママの教科書】症状別・赤ちゃんの病気と受診のタイミング <ひきつけ編>

いざという時のために知っておきたい!症状から予測される赤ちゃんの病気と受診の目安をご紹介します。

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赤ちゃんの具合が悪いとき、ママがまず知りたいのは「何の病気か」「すぐに受診するべきかどうか」です。いざという時のために知っておきたい!症状から予測される病気と受診の目安をご紹介します。今回は「ひきつけ」編です。

赤ちゃんに多いのは「熱性けいれん」

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突然体が硬直して意識がなくなり、白目をむいてガタガタと震えることを「ひきつけ」や「けいれん」といいます。何らかの原因で脳の神経細胞が刺激され、意識とは関係なく筋肉が動いてしまう状態です。

赤ちゃんのひきつけの多くは、発熱に伴う「熱性けいれん」です。風邪などで発熱したとき、主に熱の上がり際にひきつけを起こすのが多いケース。

初めてひきつけを起こした場合は、ひきつけの原因を調べ、他の病気と区別してもらうためにも病院を受診しましょう。

ひきつけの時間や様子に注意!

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熱に伴うひきつけでも気を付けたいのが、以下の場合です。

・5分以上続くとき
・嘔吐を伴うとき
・片手、片足だけにけいれんが見られるとき
・ひきつけが治まっても意識が戻らないとき
・繰り返しひきつけるとき

こうした時は、熱性けいれんではなく「髄膜炎」や「急性脳炎」が疑われます。気になる様子がある場合は、至急受診しましょう。

熱がないのにひきつけを起こした時は注意!

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熱がないのにひきつけを起こした時は、てんかんや、頭を打った後遺症によって頭蓋内で出血している場合などが考えられます。至急受診しましょう。

その他には、激しく泣いた時に意識がなくなり、顔色が青くなってひきつけることがあり「憤怒けいれん」や「泣き入りひきつけ」などと呼ばれます。

受診の目安

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とりあえず家で様子をみる
・ひどく泣いた時にひきつけを起こした

診察時間内に受診
・以前に熱性けいれんと診断されたことがある

診察時間外でも受診
・初めてのひきつけ
・何度も繰り返してひきつける

救急車を呼んで大至急病院へ!
・ひきつけが5分以上続いて止まりそうにない
・熱がないのにひきつけた
・けいれんに左右差がある
・ひきつけを起こしたあと意識が戻らない、ぼーっとして手足がマヒしている
・頭を強く打った後にひきつけた
・嘔吐を伴っている

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