2019年8月28日 更新

注意が必要!妊娠中に気をつけたい感染症

胎児に影響を与える感染症もあるかもしれませんので、注意しましょう

性感染症の1つで、単純ヘルペスウイルスが原因です。外陰部に水疱やかぶれが起こり、一度感染すると体内の神経節に潜伏、妊娠中に症状が出てくることがあります。産道感染すると赤ちゃんが重症の肺炎や脳炎を引き起こすことがあるので、帝王切開が必要なことがあります。

サイトメガロウイルス

これもヘルペスウイルス科で、やはり体内に潜伏する性質があります。多くの人は成長の過程で免疫(抗体)を獲得しますが、特に妊娠初期に初感染した場合は、胎児に肝障害や難聴などの影響がでることがあります。

性器クラミジア感染症

若年層の女性に多い性感染症で、原因はクラミジア・トラコマチスです。自覚症状がないのが特徴で、気づかないまま赤ちゃんに赤ちゃんに産道感染すると、新生児肺炎や結膜炎を起こします。抗菌薬で、出産までに完治をめざします。

B群溶血性連鎖球菌(GBS)

B群溶血性連鎖球菌は、女性の膣内や肛門付近に比較的よく認められる細菌です。産道感染すると、赤ちゃんが髄膜炎や敗血症などを起こす心配があるので、陣痛時や破水時、母体に点滴で抗菌薬を投与して産道感染を防ぎます。(母体に影響はないので、妊娠中は治療しません)

トキソプラズマ

加熱が不十分な肉、猫のフン、土などに存在する原虫です。妊娠中の初感染は、ごくまれですが胎児に影響が出る場合があります。免疫(抗体)があればまず心配はありませんが、ペットのフンの始末など衛生には気をつけます。

まとめ

清潔を心がけ、外出後は手洗い、うがいを欠かさないことも大切です。また、子どもや動物の唾液や糞尿に触れた場合には、よく手を洗いましょう。
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