2019年8月22日 更新

これってアスペルガー症候群?見逃さないで!子どものサイン

アスペルガー症候群は性格と間違えられやすく一見してもわからない為に、気付かれることが少ない発達障害です。

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アスペルガー症候群は認知度が高まってきているので「知っている」方もいるかと思います。
社交性がない。いつもひとりで遊んでいる。言ってはいけない事を言ってしまう。などが主に世間では取り上げられていますが、実はこの特性はアスペルガー症候群の「孤独型」の特性なだけで、他にも「受身型」「積極奇異型」があります。

積極奇異型の方は社交性がないどころか、とても社交性がありその場のムードメーカーになりやすいです。
受身型の方は相手の気持ちを考えずに言いたいことを何でも言うどころか、萎縮してしまい何も言えない方が多いです。
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育てている親でも中々アスペルガー症候群に気付かない理由は、この多種多様な症状がある為にアスペルガー症候群を知っていても「該当しないから違う」と見逃してしまったり、そもそも知らなかったり、親もアスペルガー症候群の為に子どものサインを不思議に思わない為です。

ですので”アスペルガー症候群はこんな行動をする子”と固定観念は持たずに、とにかく気にかけて欲しいのは想像力の有無がよくわかる「コミュニケーションの仕方」です。

コミュニケーションは、自分の気持ち、相手の気持ちを言葉や表情で伝達しあって成立するので、想像力をフルに使います。
子どもですので言葉自体がわからないことはありますが、言葉がわからないことと想像力がないことは余りにも意味が違います。

例えば、
・お風呂掃除をしていたら子どもが浴室に入ってきたので「外に出なさい」と言ったら、玄関へ向かい”外”へ行ってしまった。

・子どもが帰宅したから「お疲れ様」と言うと「疲れてないよ?」と言う。

・「鍋が沸騰してるか見てきて」と頼むと「沸騰してたよ!」と言って”見た”だけで火は止めずに戻ってくる。

想像力がなく字義通り(文字通り)に捉えているとは、明らかに言葉を知らない、わからないでは通用しない行動が生活の節々であらわれています。

そのサインを注意して見逃さないようにして欲しいのです。

何故、ここまで重要か

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発達障害と聞くと戸惑ってしまうかもしれません。しかしアスペルガー症候群は一生付き合うものではありますが、早期発見し対応すればする程に定型の人間との生活を両者無理なく過ごすことが可能です。

アスペルガー症候群で一番最悪なことは、「発見されないこと」「放置されること」です。
これは、両者共に一生苦しむことを意味します。発見しなかった為に家庭崩壊している家族が沢山います。


まさか、自分が。まさか、自分の子が...そんなはずはない。
と考える方が多いのは理解していますが、実際にアスペルガー症候群の方への理解や支援が始まったのが2005年です。現在も認知され始めた浸透段階です。
診断できる専門家もかなり少ないです。(心療内科医の2割程度)
何が言いたいかと言うと、世の中は診断されていないアスペルガー症候群の方々で溢れています。
診断されている方の統計で100人に1人とされているので、診断されていない方を含めたら4人に1人とも言われています。

この数字は、自分が、自分の子が、アスペルガー症候群だということは全然珍しいことではないのです。

何か引っかかることや、思い当たる節がある方はできるだけ早く専門家に相談して下さい。
いろいろな想いがあると思いますが、自分の家族がより幸せになる為にも、1歩踏み出す勇気が大切です。

私のブログにもアスペルガー症候群について色々記述しているので、興味がある方は読んでみて下さいね。
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あゆみゅん あゆみゅん

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