2021年10月29日 更新

【2021年11月の星空】今月は月に大注目!星のソムリエの筆者が親子で楽しめる「天体ショー」をご紹介します!

11月は月が関わる天文現象が8日と19日の2回起こります!普段、夜空を見上げない人でもわかりやすい今月の現象は親子で楽し無ことができるので、ぜひ防寒対策をして夜空を見上げてみませんか?

空気が乾燥し、寒さが増してきた11月。でも空気が乾燥するということは、実は“いっそうキレイに星が見える”ということなんです。特に今月起こる注目の天文現象は、常に私たちの頭上に輝く「月」に関係しています。
見上げればいつも静かな光を注いでくれる、私たちにとって一番身近な存在の「月」。秋が深まる11月はしっかり防寒対策をして、家族で月が関わる天体ショーを楽しんでみませんか?そこで今回は、「星のソムリエ」の資格を持つ筆者が、11月に起こる天文現象の楽しみ方をご紹介します。

11月8日は金星に大接近した月がダイヤモンドリングのように見える!

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この時期、夕方の西の空にはひときわ美しい「金星」が輝きます。
その金星が11月8日には月に隠される「金星食」(月が地球と月の間を通過することで金星が隠されるという、とても珍しい現象ですが、適切な観察方法でないと見つけにくいです)が起こるのですが、月から出てきたばかりの金星が、まるで月と接触しているように接近して見えます。
時間が経っていくと月と金星の距離は離れてしまいますが、まるでダイヤモンドをつけたリングのように見えるはずなので、ぜひ観察してみてくださいね。

11月19日は97%が地球の影に隠れる「部分月食」が起こる!

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11月19日の夕方から全国で「部分月食」を見ることができます。
「月食」には、地球の影に月が全て隠されてしまう「皆既月食」と、一部分が隠される「部分月食」の2種類があるのですが、今回は「部分月食」が起こります。なんだ、一部分か…と思うかもしれませんが、一部分と言っても今回は月の97%ほどが地球の影に入るので、なかなか見応えがある月食になると思います。
部分月食が始まるのは夕方の4時18分頃からなので、この日の月は「欠けた状態」で昇ってきます。そこからどんどん地球の影が月を覆っていき、最も月がかけて見えるのは18時02分頃の予定です。影に入っている月の部分は赤胴色に見えるので、月の色にも注目してみてくださいね。
その後、月は地球の影から抜けていくので、19時47分頃には部分月食が終わり、いつもの見慣れた月の姿に戻ります。欠け始めの姿から見たい方は、東側が開けたところや、東の空を見渡せる高台などで楽しむと良いですよ。

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星好きあこ 星好きあこ

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