2019年1月24日 更新

早期の対応が大切!知っておきたい主な発達障害の特徴

脳の機能障害である「発達障害」にはいくつかの種類があります。主な発達障害の特徴についてまとめました。

脳の機能障害である発達障害。発達障害にはいくつかの種類があり、いずれも脳の機能に何らかの先天的な不全があることが原因です。早期に発見し適切な対応をすることで、子どもの“生きづらさ”を少しでも軽くしてあげたいものです。主な発達障害の特徴についてまとめました。

主な発達障害の特徴

【自閉症】
ママや周囲の人と目が合わず、抱っこしづらいので、比較的早期にわかります。男女比は4:1で男の子に多く、人とうまくかかわれない、意思が通じ合わない、言葉の遅れが目立つ、興味の偏りがありこだわりが非常に強い、などの特徴があります。
【注意欠陥/多動性障害(AD/HD)】
不注意、落ち着きがない、我慢ができず衝動的な行動をとるなどが大きな特徴です。乳幼児期にこうした特徴があっても、幼いと見過ごされがちです。しかし成長するにつれ多動などが目立つようになり、気づかれることが多いようです。
【アスペルガー症候群】
自閉症のグループで、ある程度人と関われて、言葉や知的な遅れがない場合が当てはまります。人の気持ちを察するのが苦手で友人関係がうまくいかず、ひとり言を言ったり会話がかみ合わなかったりします。こだわりが強いのも特徴です。
【学習障害(LD)】
聞く、話す、読む、書く、計算、推論などの学習取得能力の一部が困難です。小学校に入ってから目立ってきます。すべてができないわけではないので、理解されにくく、努力が足りないと見られたりします。ADHDと重なっている場合も。
【その他の広汎性発達障害(LD)】
自閉症スペクトラムともいい、一般的には自閉症に似ているけれどもそれぞれの特性が弱い場合に使われます。自閉症の特性があることで、人間関係や社会生活に支障が。近年、発達障害の中でもこのタイプの子どもが増えています。
【知的障害】
集中力がない、言葉が出ないなど、発達障害に似た特性もありますが、おすわり、はいはいなどの運動面、食事や排泄などの生活面など、発達全体に遅れがみられるため、早い段階にわかります。専門の療育が必要になります。

早期の対応が大切

発達障害は病気ではなく、脳にもともとある障害なので、根本的に治すことはできません。発達障害という言葉にとらわれすぎて、伸びやかな子育てができないのはとてももったいないことです。子どもの気質や特性をありのままに受け止め、少しでも“生きづらさ”を軽減するように働きかけてあげましょう。




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