2023年8月17日 更新

夏休みのドライブ計画に!子どもとの安全ドライブを楽しむための「チャイルドシート点検」はできてる?

夏のアウトドア計画に向けて、子どもとの素敵なドライブを楽しみたいママたちへ。チャイルドシートの安全確認はお済みですか?

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海へ、山へ、帰省など楽しい予定が盛りだくさんのこの季節、同時に交通事故が増加する時期でもあります。特に、チャイルドシートを正しく使用しなかったことが原因で小さな命が失われる悲しいニュースも増えています。普段はちゃんとチャイルドシートを使っていても、一瞬の判断ミスで事故が発生することもあります。

子供の安全を守りながら楽しい旅の思い出を作るために、チャイルドシートの使用はとても重要です。お出かけの前に一度、その重要性を再確認してみることをおすすめします。

チャイルドシート正しく装着していますか?

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2000年に6歳未満の子供へのチャイルドシート装着が義務化されました。2022年のチャイルドシート使用率は74.5%となり、前回の調査(2019年)から4.0ポイント増加し過去最高となりました。一方で年齢層別の使用率をみると「1歳未満」は89.9%、「1~4歳」は76.7%、「5歳」は53.5%と年齢が高くなるほど使用率が下がっていることや、チャイルドシートを正しく取り付けできていない「ミスユース」が1/3を占める実態は大きな課題になっています。

(出典:チャイルドシート使用状況全国調査結果/令和4年)

チャイルドシートの選び方

チャイルドシートは子供の月齢や体格に応じて選ぶことが重要です。製品には使用可能な体重や身長の制限がありますので、安全のために適切なチャイルドシートを選びましょう。

また、乳児・幼児・学童用の3つのタイプを組み合わせた兼用タイプもあります。「乳児・幼児兼用」「幼児・学童兼用」など、車やニーズに合わせて選ぶことができます。
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6歳で卒業は早すぎる。ジュニアシートの重要性

日本におけるチャイルドシートの着用義務は6歳未満と定められていますが、子供の安全を考えると、6歳で卒業するのは十分ではありません。自動車のシートベルトを正しく装着するためには、身長が140㎝前後必要とされています。6歳児の平均身長は116~117㎝程であり、適切にシートベルトを装着できる体格には達していません。

身長が十分でない場合、事故衝突時にベルトが首やお腹に食い込む可能性があり、重大な傷害を受けるリスクが高まります。また衝撃で腰ベルトからもすり抜けて、車外に投げ出される可能性があります。

子供の安全を考えると、年齢に関わらずシートベルトが適切な位置にかかる体格(身長約140~150㎝)に達するまで、チャイルドシートの使用を続けましょう。

できるだけ長い後ろ向きの推奨

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2019年に大阪府で、2歳半お子様が、一時意識不明の重体となる交通事故に遭われました。(NHK関西ブログより引用車が電信柱にぶつかる事故でしたが、お子様は後部座席に正しく装着されたチャイルドシートに座っていたにも関わらず、頸髄損傷という大けがを負ってしまいました。正しくチャイルドシートを使っていたにもかかわらずなぜこのような大けがをすることになったのか?

正面衝突時に前向きだと、体重の20%~30%の重さを占める頭が強い力で前方へ投げ出され、頸椎や脊椎に重篤なダメージを負ってしまいます。一方で、後ろ向きに座らせた場合には、衝撃を面で受け止めて分散するので、頸椎や脊椎などに掛かる力が抑えられお子様へのダメージを軽減します。

最新の安全基準R129では、月齢15ヵ月までの後ろ向き乗車が義務付けられましたが、15ヵ月はあくまでも最低限。ヨーロッパではより長い期間、4歳頃までの後ろ向き使用が推奨されています。

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