2024年7月18日 更新

自宅の火災対策は大丈夫?万が一に備えて「住宅用消火器」を備えよう!

万が一の火災対策として、自宅にあると安心な「住宅用消火器」。筆者もこれまで関心が薄かったのですが、子供が産まれてから色々と調べ、購入しました。今回はその種類や、おすすめの消火器などをご紹介します。

乾燥する季節になってきましたね。総務省消防庁のHPによると、令和元年中の住宅火災の件数は総出火件数の3割ですが、住宅火災による死者数は総死者数の約7割を占めているとのことです。できれば火災とは無縁でいたいものですが、対策をしておくに越したことはありません。

しかし、消火器と一口に言っても価格もバラバラですし、粉末タイプ・強化液タイプなどいくつかの種類があり、いまいちどれを買っていいのかわかりませんよね。是非この記事を読んで、ご自宅にもひとつ備えてみてはいかがでしょうか。

住宅用消火器とは?

住宅用消火器

住宅用消火器

消火器には、業務用と住宅用(家庭用)があります。住宅用消火器とは「一般住宅で使用しやすいように開発された消火器」で以下のような特徴があります。(総務省消防庁HPより抜粋)
ホースが無いものもあり、軽量。女性やお年寄りでも使いやすく、火元を狙いやすい。
通常の消火器と違い、カラフルでデザインが豊富。
消火薬剤の詰め替えや、消火器内部の点検は不要。(使用期限があるので、定期的な交換は必要)
適応火災が絵表示で示されています。
女性の社会進出が進んだとはいえ、やはり家にいる時間は、男性より女性のほうが長くなりがち。女性でも扱いやすいものが多いのはありがたいですね。生活感の出にくいおしゃれなデザインのものもあり、インテリアの邪魔になってほしくないという方向けのものもあるようです。

次は、住宅用消火器の具体的な種類について見ていきましょう。

住宅用消火器の種類

代表的なものは大きく分けて三つあります。「粉末タイプ」「強化液タイプ」「エアゾール式簡易消火具」です。

それぞれのメリット・デメリットを分かりやすいよう簡単にご説明します。

■粉末タイプ

メリット:消火力が強く素早い消火が可能
デメリット:あと片付けが大変

■強化液タイプ

メリット:冷却効果と浸透性に優れている(=再燃しづらい)
デメリット:粉末タイプより重いものが多く扱いづらい

■エアゾール式簡易消火具

メリット:軽量で、スプレータイプで扱いやすい
デメリット:消火力は弱く、初期段階でしか効果がない

このような特徴をふまえ、また設置場所等も考えてから、ご自宅に設置する消火器を購入する必要があります。

また住宅用消火器には、適応する火災が絵で表示されていますので、用途によって選びます。筆者は、やはりキッチンでの揚げ物等が一番怖いなと思うので、「てんぷら油火災適応」のものを選ぶ時の参考にしました。
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月とレモン 月とレモン

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