2024年6月24日 更新

結局どっちが良いの?軽量ベビーカーVS海外ブランドベビーカー

フランス在住歴10年以上、海外ブランドの大きめベビーカーと日本で購入した超軽量ベビーカーをフランスと日本の両方の国で使用した筆者が、それぞれの良い点と悪い点についてまとめました。

フランスのベビーカー事情

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筆者はフランスで10年以上子育てをしてますが、外出時にベビーカーを畳むことはほとんどありません。電車やバスにもそのまま乗り込みます。身動きができないほどの混雑した状況でなければ、基本的にベビーカーを畳む人はまずいません。

また、パリのメトロはエレベーターの無い駅ばかりですが、階段を昇り降りする際もベビーカーは子供を乗せたまま運びます。手が足りない時は大抵誰かが手伝ってくれるのがフランスの良いところ。片手に子供、反対の手に折りたたんだベビーカーを持って昇り降りすることはありません。

日本のようにエレベーターなどの設備が整っている国と違って、フランスは他人同士でも協力し合わなければ成り立たない不便な国とも言えますね。

筆者は海外ブランドの大きめベビーカーと、日本で購入した超軽量ベビーカーをフランスと日本の両方の国で使用したことがあります。今回は、その時に感じたそれぞれの良い点と悪い点についてまとめてみたいと思います。

軽量ベビーカーのメリット・デメリット

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軽量ベビーカーの目安は重量が4kg以下の場合を指すそうですが、筆者は3kg以下の超軽量ベビーカーをたまに使用しています。
【メリット】
・とにかく軽い
・場所を取らない
・小回りが利く
・狭い場所(エレベーター、改札など)でも利用しやすい
・お値段がリーズナブル

ずっと海外メーカーの大きいベビーカーを使用していたので、初めて軽量ベビーカーを使った時はその軽さに感激しました!

フランスの集合住宅は定員2~3名の小さいエレベーターが付いていることが多いのですが、そんな狭い場所でもスルッと入れます。また、フランスの家は日本のような玄関スペースは無く、入ったらいきなりリビングという設計もよくあります。そのため、小さく折りたたんで収納できる点もコンパクトベビーカーのメリットです。
【デメリット】
・安定感が無い
・荷物をたくさん乗せられない
・振動や熱が伝わりやすい
・段差や坂道での操作性が悪い
日本の整備された平坦な道であれば問題なく走行できますが、軽量ベビーカーの小さなタイヤでフランスの道を進むのは中々大変です。段差でも躓きやすいですし、坂道での操作性も悪いです。

また、座席の位置が低めで地面に近いので、真夏は地面からの照り返しの影響を受けやすいと感じました。他にも、荷物を乗せるスペースがほとんど無く、ハンドル部分に荷物をかけると倒れる危険があります。

海外ブランドベビーカーのメリット・デメリット

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筆者が第一子を産んだ時、フランスはバガブー人気でカメレオンやビーなどをみんながこぞって使用していました。筆者もその一人ですが、ヨーロッパのライフスタイルにはやはりその土地のベビーカーが使いやすいと感じました。
【メリット】
・安定感がある
・成長やシーズンに合わせてカスタムできる
・走行しやすい
・荷物をたくさん乗せられる

フランスの石畳の道でも海外メーカーの大きなタイヤなら難なく走行できます。また、日本では育児で抱っこ紐を使う人が多いですが、フランスのママ達は抱っこ紐は長くても生後半年くらいまでしか使いません。祖父母やベビーシッターが両親に代わって育児をする時間も多いので、ベビーカーの方が使いやすいのです。そういった意味でも、ちょっとお高めであれ質の良いベビーカーは常に人気というわけです。
【デメリット】
・重い
・場所を取る
・混んでいる場所、狭い場所では使いずらい
・値段が高い
海外ブランドのベビーカーは重いので、車への積み込みや階段の昇り降りが大変です。駅の改札も広い所しか通れませんし、狭い道では人とすれ違うのも一苦労です。
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この記事のライター

Momi Momi

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