2019年8月21日 更新

たっぷりの愛情で♡ゆっくり育みたい赤ちゃんとの絆

時間をかけてゆっくり育んで欲しい赤ちゃんとの絆♡ヒントにして貰いたい赤ちゃんの特徴をご紹介します♪

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赤ちゃんが産まれると喜びと共にやってくる不安。そしてなぜなぜ?の連続。赤ちゃんを産んですぐ、「お母さん」になれる訳ではありません。

今日は発達理論から学べる赤ちゃんの特徴をご紹介♪赤ちゃんと接するときのヒントになって頂けると嬉しいです♪

赤ちゃんの生理的な特徴

◆人間の赤ちゃんはみんな未熟な状態で生まれてきます。
人間の赤ちゃんは、産まれても、立つどころか、自分の体も思うように動かせず、食事、排泄など生きていくための基本的な部分も誰かに頼らなければなりません。このように、非常に未熟な状態で外界に出されてしまうため、ヒトは「生理的早産」(ポルトマン/Portmann, A., 1897-1982)とも呼ばれます。
ポルトマンというスイスの生物学者が唱えた理論です。

お腹から出てきた赤ちゃんは、どの部分を見ても一目瞭然。とてもか弱く、まだまだ未熟な状態です。自分の力では泣いて訴えること以外、何もできないものです。
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赤ちゃんは、自分のことがある程度できるようになるまで、必ず誰かのお世話が必要ということになります。放っておいたら命の危機があるのも当然です。

ではお世話だけをしていれば赤ちゃんは育つことができるのでしょうか・・・

赤ちゃんは肌の接触、ふれあいが大好きです。

過去の無残な実験から学べることもあります。
今から約800年ほど前、現在のイタリアで生まれた神聖ローマ帝国の皇帝フリードリヒ2世。このフリードリヒ2世が生まれたばかりの赤ちゃんにとても恐ろしい実験をしました。
赤ちゃんが産まれてからのお世話にスキンシップも話しかけもしなかったという育児。そうすると子供はどのように育つかと言う実験。その結果は。。。
~中略~
子供達は、全員が1歳の誕生日を迎えることなく誰一人として育たなかったそうです。愛情を示してもらえず、言葉もかけてもらえず全員が死んでしまったそうです。 何とも心が痛む悲しい実験です。
この実験は50人の赤ちゃんに対し、物理的なお世話だけを施しました。ただ一つだけ与えられなかったものは、スキンシップ。すなわち愛情でした。

「ふれあい」はとても重要なのです。

では赤ちゃんと、どの様にふれあうことが大切なのでしょうか

赤ちゃんとの絆の形成に必要なポイント

乳児は母親から栄養を与えられ、温かい世話を受けます。一方、母親は乳児から微笑と発声と注目を受けます。幼い子供は母親にすべてを依存し、母親との接触を喜びます。また、母親は子供に愛情を注ぐことに喜びを感じます。このようにして母子は相互に満ち足りた感情を維持してゆきます。この母子間の相互関係ないし「絆」のことを「愛着」(アタッチメント=attachment)と言います。
さて、動物は皆、生まれながらにして自分の生命を守る能力を身に付けていますが、ボウルビィ(J.Bowlby)は人間も同様に、泣き叫ぶ、微笑む、しがみつく、発声するといった生得的行動によって母親を自分に引き寄せ、母親と接触していることにより、安全を確保するのだと言い、これらの生得的行動が基になり、母と子の「愛着」(アタッチメント)が形成されると提唱しました。
ママからの一方的なお世話だけが大切なのではないことがわかりました。赤ちゃんが発信する要求やしぐさに、お母さんや養育者がどれだけたくさん気付き、考え、施すことができるか、そして、赤ちゃんの不快をなるだけ取り除き、安心感を与え、満足させてあげれるかが大切なのです。

赤ちゃんが満足してすやすやねんねしている時や、とても満足そうに微笑んでくれる様子をみることはママにっても幸せですよね。
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この記事のライター

moo-chan moo-chan

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