2020年3月15日 更新

美容医療ってどんなことするの?自宅で美容医療が受けられる将来の可能性も!

気になる“シワ”を確実に改善するなら、医療に頼るというのも一つの方法。最近は美容医療の関心も高まっており、ハードルも下がってきています。実際にシワを美容医療で改善する場合にどんな方法があるのか、また自宅で安心して美容医療が受けられる将来の可能性についてもご紹介します。

「美容医療」男女ともに3割以上が“抵抗・違和感がない”

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目尻やほうれい線などのシワが気になりはじめると、化粧品やマッサージなどさまざまな改善策がありますが、最近では美容医療の抵抗感が下がってきているという噂。シワ改善に美容医療という手段も考慮に入れるのもよさそうです。

ホットペッパービューティーアカデミーが、2019年8月に全国の人口20万人以上の都市居住者のうち、15~69歳の男女1万3,200人を対象に、美容医療(医療脱毛/美容外科・美容内科・美容皮膚科/審美歯科・矯正歯科)の利用に関する実態調査を実施。

その結果、「自身の美容医療への抵抗がない人の割合」として、男女ともに約30%に抵抗がない結果となりました。
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特に10代女性は48.5%と、他の年代と比べてかなり抵抗感が少ないようです。女性は、年代が上がるにつれて、美容医療への抵抗が高くなっています。

これは、徐々に美容医療への抵抗が薄れてきている一つの証拠といえるのかもしれません。

シワ改善って、美容皮膚科で何するの?

では、もし将来、美容医療のハードルがさらに下がったとすれば、シワも美容医療で改善するという人も増えるかもしれません。でも、いまだに抵抗感がある人にとっては、「美容医療ってどんなことをするの?」と不安に思うことでしょう。

実際、シワ改善のための美容医療ではどんなことをするのか調査してみました。
いまどきの施術は切ったりせず、レーザー、高周波、超音波などの照射系治療か注射・注入系治療が主流。

照射系治療というのは、レーザーや光、超音波、高周波などを皮膚に照射し、コラーゲン線維やヒアルロン酸を再生させることが目的。ダウンタイム(腫れや赤み、メイクができない状態)がほとんどないものが多く、シミやニキビ、赤ら顔などの色むらの改善はもちろん、シワ・たるみ・毛穴の引き締め・小顔治療など、目的に合わせて機器を選択します。人知れず肌質を改善でき、若返り効果も高いので人気の高い施術とも言えます。様々な照射機器があるので、ドクターと相談しながら、自分に合うものを選びましょう。

もうひとつが表情ジワに効く「ボトックスビスタ®注射」や深いシワや凹みを持ち上げリフトアップ効果もある「ヒアルロン酸注入」。針を使うため、麻酔を使いますが、ダウンタイムはほとんどありませんし、悩みのポイントを集中的にケアできます。「何かを顔に入れるなんて!」とちょっと敷居が高く感じるかもしれませんが、安全性が高く、高品質な製剤を厳選しているクリニックを選べば心配ご無用。特にボトックスビスタ®注射は、シワへの予防効果が高い施術のため、20代中盤から取り入れるのがベストなんです。
銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子先生が述べている記事によれば、シワの美容医療ではレーザー、高周波、超音波などの「照射系治療」か「注射・注入系治療」が主流なのだそう。注射は20代中盤から取り入れるのがベストとは、驚きます。

また、前田メディカルクリニックでは「浅いシワ」にはレーザー治療を、「深いシワ」にはボツリヌストキシンやヒアルロン酸注入が勧められています。(https://www.maeda-med.com/wrinkle/

「トレチノイン酸」を使用する方法も

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美容皮膚科では、「レチノール(ビタミンA)」という成分も、シワ改善などに使われています。2017年に医薬部外品成分として、厚生労働省からシワ改善効果があると認められた成分です。

Y'sサイエンスクリニック広尾統括院長で、再生医療・美容皮膚科など様々な医療を行う、医学博士の日比野佐和子先生によれば、「レチノールは、細胞の分化や増殖に関わっていることは古くから知られており、お肌を若返らせる効果も期待できる」といいます。

「トレチノイン酸」に期待!

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また、日比野先生によると、そのレチノール(ビタミンA)の誘導体である「トレチノイン酸(オールトランスレチノイン酸)」は、米国ではシワ・ニキビの治療医薬品としてFDA(アメリカ食品医薬品局)に認可されており、多くの人に皮膚の若返り薬として使用されているそうです。

このトレチノイン酸の効果が近年注目されており、シワ発生の予防だけではなく、できた後のシワの改善も期待できるといいます。

しかし、肌への負担が強いため、使用後に赤みが出たり、皮膚が剥がれたりすることが多く、刺激性が高いのが難点。最近では肌に負担の少ない「レチノールクリーム」が医療機関用として製品化されているため、クリニックでも非常に評判がよく、今後期待できるスキンケアアイテムとして注目されているそうです。
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あずさママ あずさママ

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