光りの彫刻！神戸ルミナリエで感じる芸術と復興☆

冬になると、毎年全国各地でたくさんのイルミネーションが見られてとてもきれいですよね。神戸のルミナリエも、そんな冬の風物詩であるイルミネーションの一つなのですが、さまざまな点において、街のイルミネーションとは少し違っているのです。

ルミナリエの意味や特徴を知って、ぜひこのシーズン、家族でお出かけをしてみてください♪

ルミナリエとは？

via www.feel-kobe.jp

ルミナリエは、1995年から兵庫県神戸市で開催されているイルミネーションです。ルミナリエとはイタリア語で「luminaria」の複数形「luminarie」であり、小さな電球などを組み合わせて作られた光の装飾「イルミネーション」という意味のようです。

ルミナリエをイルミネーションとして楽しむ前に、先に知っていただきたいのがルミナリエの歴史です。あまりシビアにならないよう、簡単に説明させてもらいますね！

1995年という開始年について、この年は何が起こった年かをご存知ですか？この年の1月に「阪神・淡路大震災」が起こり、神戸の街は大きな被害を受け、たくさんの犠牲者が出てしまいました。多くの人が悲しみにくれた時に、「復興神戸に明かりを灯そう」という意図で始まったのがルミナリエです。

・犠牲者の鎮魂と追悼への灯り
・神戸の街の復興祈願の灯り
・観光客を呼び戻すための迫力あるイルミネーション

といった、悲しみと向き合った神戸だからこそできた努力の結晶がルミナリエなのです。

20年以上経った今も、毎年趣を変えながら、神戸の方はもちろん、全国各地・海外からも毎年約300～500万人もの方がルミナリエを訪れているようです。

今年のルミナリエの魅力♡

via www.feel-kobe.jp

ルミナリエは、30万個を超える光の装飾によって彩られた、光のトンネルです。訪れた際には、まず遠方から眺めるその奥行きのある輝いたトンネルに魅了されます♡そして、実際に光のトンネルをくぐりながら、その輝きや雰囲気を存分に楽しむことができるのです♡

ルミナリエは、毎年テーマが変わります。同じ場所にイルミネーションが設置されるわけですが、毎年電飾の配置や配色を変え、今年ならではの空間を楽しむことができるのですね。

2016年今年のテーマは、「光の叙情詩」。大震災から時を経て蘇った神戸の魅力が、その輝きに託されています。

作者からのメッセージ
鎮魂の祈りと未来への希望を光で織りなす冬の祭典、神戸ルミナリエ。
市民の大いなる努力と献身によって、まるで不死鳥のように大震災から蘇った神戸。
犠牲者への永遠の祈りとともに、人々の不屈の精神と希望への賛美、そして輝かしい復興の喜び。
この記憶を、第 22 回神戸ルミナリエは、30 万個を超える光による荘厳な「光の叙情詩」に託し、次世代に語り継ぎます。

ダニエル・モンテベルデ
via 神戸公式観光サイト

開催期間・点灯時間

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イルミネーションと聞けば、クリスマスに見に行こうと思われる方も多いと思います。しかし、気をつけたいのは、このルミナリエはなんとクリスマス期間にはもう終わってしまっているのです…！

開催期間は、　2016年12月2日（金）～11日（日）　です。意外と短いので、気になる方はお早めに！

点灯時間は、
【月曜日～木曜日】18:00 頃～ 21:30
【金曜日】18:00 頃～ 22:00
【土曜日】17:00 頃～ 22:00
【日曜日】17:00 頃～ 21:30
とのことです。雨天でも開催されますが、荒天の場合は見合わせとなる場合もあるようです。

開催場所は兵庫県の県庁所在地である神戸なので、遠方からでもアクセスも◎です！混雑するのでルミナリエを訪れる際はルートが決まっているのですが、アクセスや内容などの詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。

神戸公式観光サイト　FEEL KOBE

第22回神戸ルミナリエ

是非家族で行ってみてください♡

via find-travel.jp

関西にはなかなか行く機会もないという方も多いと思いますが、今年でなくともルミナリエは是非家族で行ってみてほしいスポットです！

光りのトンネルという迫力・見ごたえ満点のイルミネーションを楽しみに訪れるのはもちろんのこと、少し大きくなったお子さんには、このルミナリエが始った経緯とともに光を感じてもらうことで、災害や復興について家族で考えるきっかけになるかもしれません。

（今年も全国各地でたくさんの地震などが発生し、今一度家族で意識を高めたいところですよね…。）

期間限定の神戸のイルミネーション「ルミナリエ」。是非一度訪れてみてください♪