商品開発の背景
製品寿命が短い子ども用弁当箱‥‥
成長の著しい年少〜小学生低学年の時期は、年々食べる量が増えるため子どもの成長に合わせて、頻繁に弁当箱を買い替える必要があります。
一方で、保育園は給食提供が義務であることや、幼稚園でも保護者負担軽減のために、弁当持参の機会が減っています。その為、年に1、2度しか使わないケースも多数見受けられます。
子ども用弁当箱の再利用は難しく、「もったいない」と感じられながらもたった数回使っただけの弁当箱がゴミになるケースも少なくありません。
年々上昇する気温による安全なお弁当への不安
子どもが保冷剤で遊んでしまう、中身が出てきてしまう…などを懸念して、保冷剤の使用を禁止する保育園・幼稚園もあります。
クーラーの効いた部屋で保管するので問題ないと考えられることもありますが、食中毒を起こす細菌の多くは、約20℃の室温で活発に増殖し始めます。炎天下の下でなくとも、食中毒の危険は常に潜んでいるといえます。
安全な食への工夫・配慮は、お弁当作りとは切り離せない大きな問題といえます。
上記2点の課題を解決できるような弁当箱を形にするにあたり、幼稚園・保育園・学校給食用食器の企画・製造・販売の知見をもつ三信化工株式会社にデザインと技術協力を、保育に関する知見をもつ社会福祉法人興善会 子供の家愛育保育園に、試作品を見ながらさまざまな意見をもらい、製品にフィードバックしました。
商品の特徴
1. 子どもの成長に合わせて容量を変化させる
2. 保冷剤一体型の蓋で安心して使え、保冷剤ストレスも軽減
蓋に保冷剤が内蔵されているため、夏場を中心にオールシーズン安心して持っていくことができます。食べ終わったら洗って蓋を冷凍庫に収納し、使うときは冷凍庫から取り出し粗熱を取った後、弁当箱に蓋をすることで、暖かい日でも安心して持ち運びできます。
保冷剤を入れ忘れてしまうこともありませんし、保冷剤の袋が破れることもなく何度でも繰り返しお使いいただけます。別売りの専用保冷ランチポーチと組み合わせることで、より効果的に保冷できます。