2019年8月22日 更新

子供の転落事故が急増中!都心部を中心に増加する子供の「高所平気症」とは

転落事故を予防する上で最も重要なこと。子供の安全対策について考えよう。

近年、 ベランダから子供が転落し、命を落とすという痛ましい事故が後を絶ちません。

こういった事故の原因としてあげられている高所恐怖症ならぬ「高所平気症」。何やら聞きなれないこの「高所平気症」とは一体どういう症状なのでしょうか?

今回は、このような事故を減らすべく「高所平気症」と子供の安全対策についてご紹介したいと思います。

「高所平気症」とは

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「高所平気症」とは、高所を高所だと感じない感覚のことで、高所恐怖症とは逆の症状のことをいいます。

近年、高層マンションで子育てをする家族が増加。子供が高い場所が危険かどうかを判断する感覚が発達するといわれている4歳頃の時期を、高層階で過ごす子供が多くなっています。

子供は自分の目線の高さを基準として地面との距離を把握し、その場所が高いかどうかを判断するため、高層階の部屋で生活していると、「高い場所が怖い」という感覚が育ちにくくなり、これが「高所平気症」になってしまう大きな原因の一つといわれています。

ベランダに物を置くことで事故のリスクが高まる!

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都心部のマンションを中心に、限られた居住スペースを少しでも有効活用しようと、ベランダを部屋の延長として利用する家庭が多くなっています。

ベランダにイスやテーブルなどを置き、自宅でカフェ気分を味わったり…。このようにライフスタイルの変化により、ベランダに物を置くことが増えたことも、転落事故などのリスクを高めています。

事故のほとんどが子供のみの時に発生!

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ベランダ事故のほとんどは、親が外出し、子供だけで室内に残っている時に発生しているといいます。

子供は親がいなくなると、不安になり、親を探そうとします。その時、外に親がいるかもと思えば、ベランダからのぞきこみます。

このように、子供は大人の想像がつかないような行動に出ることも多いといわれています。

「高所平気症」を治すためには

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お子さんが「高所平気症」だと思ったら、早い段階で治す必要があります。

そのためには、4歳までに「高い所は怖いんだよ」と知識として教えなくてはなりません。

治す一番の方法は、4歳までに外で遊んで高い所に登ったり、怪我をしたりして、高所感覚を身につけること。親である大人が、早めの対処を心掛けましょう。

未然に転落事故を予防する!

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この記事のライター

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