私たちの社会には、有形無形のさまざまなルールがあります。それらを親から子に伝えていくことを「しつけ」と呼びます。「しつけ」と聞くと、一見厳しいイメージを持つ人も多いかもしれませんが、決してそんなことはありません。今回は、ママが意識したい“しつけの基本”を3つのポイントにしてまとめてみました。
生活習慣の自立
朝起きて夜眠るまでの間に、私たちはさまざまなことをしています。顔を洗い、食事をし、歯をみがき、着替え、室内を整え、食事の準備をし、洗濯をし……。など、数えるとキリがありません。
これを一つ一つ学んでいくのが幼児期です。なかでも「起床・就寝」「食事」「着替え」「排泄」といった身辺自立にかかわるしつけは、3才くらいまでにひと通り教えていくことが大切です。
これを一つ一つ学んでいくのが幼児期です。なかでも「起床・就寝」「食事」「着替え」「排泄」といった身辺自立にかかわるしつけは、3才くらいまでにひと通り教えていくことが大切です。
人と上手に関われる
支え合い、理解し合い、豊かな時間を過ごせたときに、人は「幸せ」を感じます。人間関係の最初のステップは“親子の関わり”です。赤ちゃん時代からこの関係を大切に育てながら、少しずつ子どもに関わる人間関係を広げ、サポートしてあげましょう。
相手の気持ちをわかろうとしつつ、ときには主張し、ときには引き下がり、折り合いをつけながら関係を築くことの大切さを教えていくことも「しつけ」のひとつです。
相手の気持ちをわかろうとしつつ、ときには主張し、ときには引き下がり、折り合いをつけながら関係を築くことの大切さを教えていくことも「しつけ」のひとつです。
社会のルールを守れる
法律的に定められたものから「あいさつをしよう」「順番を守ろう」といった公共のマナーまで、社会にはさまざまなルールがあります。大人には当たり前に思えても、子どもにんはなかなか理解できないものもあります。年齢に合わせて一つずつ教えていきましょう。
いつか自分で判断できるために
社会にあるさまざまなルールは、多くの人たちが快適に、安心して暮らしていくための、法律や規則やマナーや配慮です。それらを親から子へ伝える「しつけ」は、将来子どもが“生きやすい”と感じるためにするもの。とはいえ、親からの一方的な命令や押しつけではいけません。子どもがいつか自分で判断し、行動できるようになるための準備をしていきましょう。