2019年8月21日 更新

海外から見た日本の子育て”日本は厳しい??”

やっぱり日本は「子育てがしにくい国」それでも立派に日本で子育てをしているママたちを尊敬します。だからこそ考えたい、日本の子育ての未来

sumai (2023)

via sumai

海外から見た 日本の子育て

海外で子育てをする海外在住日本人ママが口を揃えて言うこと


それは、

「日本と比べたら海外での子育ては本当に楽」
「日本で子育てしている友人と話すと、海外での子育てがいかに楽かがわかる」

ということでした。
平成21年の内閣府政策統括官によって行われた、海外での子育て経験のあるパパ・ママ100人インタビュー調査によると、海外子育て経験者の多くが、日本よりも海外のほうが子育てによいとの回答がありました。⇒http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/meeting/zero_pro/k_8/pdf/s5.pdf
主な回答として、

・日本と比べて、海外の多くは「赤ちゃんや子連れに優しい社会である」という 印象がもたれている。
・具体的には、外出時のベビーカー介助、周囲の人からの赤ちゃんや母子への「声 かけ」などがあげられる。
・「父親の育児参加」も会社が当然の権利として認めている。
・「子育てが楽しい」「のびのびと子育てができた」

といったポジティブな回答 が多くみられました。
反面、言葉の壁や制度の違いなどもあり、子どもが病気になったときの不安な どを訴えるママもいます。


実際に海外の子育てと日本の子育ての違いを比べられるわけではないけれど、子どもがいないからこそ社会をよりニュートラルに見つめられると思う。そんな母親でもない私から見てもやっぱり日本は「子育てがしにくい国」だと思うし、それでも立派に日本で子育てをしているママたちを尊敬します。

なぜ海外は子連れに優しい社会なの?

しかしなぜ、海外在住ママたちは、海外は子連れに優しい社会と言うのでしょうか。

日本との違いとは何なのでしょうか?
◆海外では「子育てが楽しい」◆
海外子育て経験者の多くは、海外での子育て経験を通じて、外出時における周囲の人 による移動手伝い、妊婦や赤ちゃんへの「声掛け」や「温かいまなざし」などが日本との大きな違い であり、その結果、海外では「子育てが楽しい」と感じる人が多いのではないでしょうか。
◆ベビーカーを電車やバスに乗せることは赤ちゃんを持つ親の権利として認められ ているので、肩身の狭い思いをしなくていいのはすごく助かっている。【スウェ ーデン】

◆妊婦や子供連れでの外出の際、バスや電車の乗り降りの時など、出勤途中のサラリー マンでさえも頼まなくても進んで助けてくれた。【シンガポール】

◆誰でも赤ちゃんに話しかけるなど「赤ちゃん天国」。【アメリカ】

ベビーカーから見える日本の社会

そんな日本と海外の子育てを取り巻く社会の違いを如実に表しているのが、ベビーカー利用に関するルール。国土交通相がベビーカーの統一マークを決定し、「たたまずに使用できる」としましたが、電車やバスにベビーカーを広げたまま乗車するママに対する批判の声もまだまだ多いのも事実。
「畳むべきだ」「我慢が足りない」「子育ては優先と勘違いしている」「荷物をベビーカーに置いて広げたままは非常識」(46歳女性)
「ママ友3人が車内でベビーカーを広げたままで通路を塞いでいた」(36歳女性)
確かにこれらの意見もわからなくはないところです。私自身、混雑時に場所をとるベビーカーを邪魔に感じてしまうこともあります。
ただ、海外の場合はこういった論争は存在しないのです。ベビーカーを電車やバスに乗せることは赤ちゃんを持つ親の権利として認められているので、肩身の狭い思いをすることはないのです。

フランスでは当たり前に手伝う社会

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この記事のライター

sena sena
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