2023年12月21日 更新

【保活】激戦区ママ必見!認可保育園に4月入園するための年間スケジュール&入園戦略

4月入園を目指すママたちにとって、今やるべきことと、知っておくべき保活情報をまとめました。

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「保活」と聞くと、漠然とした不安や負担を感じる方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、2016年の厚生労働省による保活の実態に関する調査では、希望通りに入園できなかった人は約4割に上りました。

保活とは、保育園に入るために行う活動のことで、子どもの生まれ月によっても保活の戦略は異なります。4月入園を目指す場合、前年の10月~12月が、候補園のピックアップや情報収集、申込書類の準備などで最も忙しい時期です。

そこで今回は、4月入園を目指すママたちにとって今やるべきことと、知っておくべき保活情報をまとめました。

保育園入園戦略|知っておくべき保活の基本情報

■保活とは?

保活とは、子どもを保育園に入園させるために行う活動のことです。具体的には、以下の一連の流れのことを「保活」と呼びます。

  • 情報収集
  • 候補園の絞り込み
  • 見学
  • 書類準備
  • 申し込み

  • 待機児童が多い自治体では、希望の保育園や希望月に入園させるための入念な下調べと情報収集が必要となってきます。また、保活を成功させるための重要なカギは、「早めの行動」「希望する園を多く書く」「保活に重要な指数(点数)を稼ぐ」ことです。

    ■保育園の種類と特徴

    保育園は、大きく分けて「認可保育園」と「認可外保育園」の二つに分けられます。

    認可外保育園は、自治体から認可を受けていない保育園で、民間やNPO法人などが独自に運営しています。申し込み方法や受付期間、選考方法は園によって異なりますが、ほとんどの園は直接入園を申し込みます。

    一方、認可保育園は、自治体から認可を受けている保育園です。そのため、入園の条件や保育料の基準などが全国的に統一されており、入園手続きも自治体が行います。認可保育園への入園方法も、自治体によって大きく異なることはありません。ですのでこの記事では、「認可保育園の入園方法とスケジュール」を主にまとめます。
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    ■何歳児クラスに入園するか確認しよう!

    保育園のクラスは、「4月1日時点での年齢」で決まります。申し込み時の年齢が同じでも、入園するクラスが異なる場合があるので注意が必要です。

    例えば、「2024年度の4月入園で0歳児クラスに入れる子」は、その年の4月1日時点で生後57日以上の0歳児、つまり、2023年4月2日~2024年2月3日までに生まれた子どもということになります。

    ※保育園に入園するためには、原則として赤ちゃんが生後57日(生後2ヶ月)以上経過している必要があります。ただし、保育園によっては「生後3ヶ月以上」「生後5ヶ月以上」「生後半年以上」というように、0歳児の入園基準はさまざまです。逆の例外として、生後57日未満でも保育園に入園できるケースもあるので、各自治体ごとの入園ガイドで確認してみましょう。

    ■定員数が多い保育園は入園しやすい?

    定員数が多い保育園は入園しやすいと思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。なぜなら、入園定員が多い保育園は、必然的に競争率が高くなる傾向があるためです。また、園ごとの「定員数」は、「入園可能な人数」とイコールではありませんので注意が必要です。

    入園しやすい園を探すには、入園定員や入園可能人数の情報だけでなく、入園を希望する時期やタイミング、子どもの年齢、待機児童の状況、保育園の人気度なども総合的に考慮する必要があります。

    ■何歳児クラスを狙うべき?

    一般的に、保育園に入りやすい年齢は、0歳児クラスと言われています。これは、0歳児クラスから1歳児クラスへ進級する園児がいるため、1歳児クラスの入園可能人数が少なめに設定されることが理由です。

    さらに、1歳児クラスは育休明けの入園希望者が多いため、競争率も必然的に高くなります。そのため、早生まれの子であれば、3月までに0歳児クラスに入園(途中入園)することで、1歳児クラスの4月入園を狙うよりもスムーズに入園できる可能性があります。

    ■入園の優先順位を決めるポイント

    入園の優先順位は、「保育の必要性の認定」を受けた点数で決まります。この点数は、親の勤務時間の長さや自治体の居住歴、所得状況などの条件によって変わります。

    4月以外の月に申し込む場合は毎月抽選が行われますが、4月入園の時と同様「配点が高い家庭」から順番に入園の機会が与えられる仕組みになっています。 点数の算出方法は、自治体によって異なりますので、各自治体のホームページから自分の家庭の点数を事前にチェックしておくとよいでしょう。

    4月入園の場合の年間スケジュール

    時期 内容
     7~8月頃  下調べ
     9月頃までに  園の見学をして情報収集
     9~10月  次年度の申込書類配布
     10月頃までに  候補園のピックアップ、優先順位を決める
     10~12月  申し込み
     1~2月  内定
     4月  入園


    ※多くの自治体では、前年の10月から12月中旬にかけて、4月入園の申込を受け付けています。お住まいの自治体によって申込期間が異なるため、必ずご確認の上、早めに申し込みを行ってください。

    知っておきたい!早生まれ・落選・入園後の保活Q&A

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    早生まれは保活に不利?

    結論として「早生まれは保活に不利」といえるかもしれません。まず、原則として生後57日(生後2ヶ月)未満の赤ちゃんは預けられないという規定があります。これは、生まれた時期によっては0歳児クラスの対象であっても、4月入園の申し込みができないことを意味しています。

    次に、認可園の4月入園の一次募集の締め切りは、前年の10~12月頃の自治体がほとんどです。この締め切り後に生まれた子は、0歳児クラスの4月入園の申し込みに間に合わないため、二次募集や抽選での途中入園を目指すことになります。途中入園ではなく「1歳児クラスの4月入園」を目指す場合も、0歳児クラスの4月入園に比べて競争率が上がる傾向にあります。このように、早生まれの子は保活に不利な状況に置かれることが多いでしょう。

    ただし、自治体によっては、待機児童の期間が長い場合に調整指数を1点追加するなどの配慮があります。そのため、早生まれの子は途中入園を覚悟で早めに申込をしておくと、有利になる可能性があります。

    ※労働基準法によって「産後休業8週間(57日)の取得」が義務付けられています。また、園によっては「生後3ヶ月以上」や「生後半年以上」など、入園可能な時期が異なります。

    もし落選したらどうすればいい?

    認可保育園の一次募集に落選しても、すぐにあきらめる必要はありません。保活が激戦区の地域では、その後に二次募集がある自治体もあります。

    激戦区の方は、認可保育園に入れなかった場合のことを考え、「認可外保育園」にも並行して申し込む方が多いでしょう。しかし、認可外保育園でも待ち人数が多くて入れないことがあります。その場合でもまだあきらめなくて大丈夫です。なぜなら、認可保育園と認可外保育園を同時に申し込んでいる家庭も多いので、認可保育園の入園が決まる2月ごろにたくさんのキャンセルが出る可能性があるからです。

    自治体ごとの加点条件を確認して、点数を増やす方法がないかを模索しながら、落ち着いて朗報を待ちましょう。


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    入園が決まったらどうする?

    入園が決まったら、職場に連絡をして復職日を決める必要があります。しかし、直ぐに職場に連絡するのは待ってください。なぜなら、保育園入園後はまず「慣らし保育期間」があるため、4月1日から直ぐにフルタイムで復帰できるわけではないからです。

    「慣らし保育」とは、子どもを保育園に慣れさせるため、通常の保育時間より短い時間で保育し、徐々に時間を延ばしていく期間のことをいいます。園によって慣らし保育の期間や時間もさまざまです。復帰時期を決める前に、「慣らし保育の期間」や「入園前に準備するもの」など、詳しいことを園に確認しましょう。職場に連絡して復帰時期を決めるのはその後です。

    12月末頃に一次選考が行われる場合、入園の可否は翌年の1月中旬から下旬にかけて決定されます。そのため、保育園入園が決まってからでも必要なものはゆっくりと買い揃える時間があるので、安心してくださいね。

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