2024年3月7日 更新

窒息事故から我が子を守る!絶対に覚えておきたいハイムリック法

食事中の窒息による子どもの死亡事故......。こんな悲しい事故が2度と起きないよう、万が一の場合に備えて覚えておきたいのが「気道異物除去(ハイムリック法)」。我が子の命を救える応急処置をご紹介します。

救命講習を受けよう

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赤十字社や消防庁で、講習会を行っていることがあります。機会があれば、一度は参加することをおすすめします。筆者が参加したのは赤十字社が主催する、実習を含めた講習会でした。その中で、ハイムリック法のやり方だけではなく、窒息を防ぐために必要な知識を学びました。

普段の生活で意識してほしいのは、外因性の窒息は未然に防げるということ。気をつけるべきことを以下に挙げてみました。

  • 棒状の食材は円形にならないように切る(ソーセージ、人参、棒状のチーズなど)
  • 丸く小さい食材は縦長になるように切る(ミニトマト、ブドウ、サクランボなど)
  • 弾力性のある食材は細かく刻む(コンニャク、餅など)

気をつけるのは食事の時間だけではありません。乳幼児の場合には、小さなオモチャやコインの誤飲にも注意が必要です。普段から子どもの口に入りそう小さな物は、手の届かない場所に置くようにしましょう。

子どもの命を守れる知識を

窒息は、一刻を争う緊急事態です。息ができなくなってから5分程度で呼吸が止まり、心停止すると言われています。そして、脳への酸素供給が止まることから、脳に障害が残ることも。最悪の場合、死に至ります。

いざという時のために、講習会や動画などで正しい知識を身に着け、行動できる準備をしておきましょう。子どもの命を守れるのは、私たち大人だけなのです。

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まとめ

何度も繰り返しになりますが、講習会などに参加してほしいと思います。子どもを持つ親だけでなく、子どもや高齢者に関わる仕事をする人や飲食店で働く人なども知っておくべきだと感じています。

筆者は実習の中で、マネキンを相手にハイムリック法を実践しました。その時の率直な感想は、「こんなに力を入れてやるんだ……」でした。マネキンに押し当てた親指の付け根に、痛みが残ったことを覚えています。それほど緊迫した事態なのだと思い知り、恐ろしくなりました。

幸い、実際にハイムリック法を実施すべき場面に遭遇したことはありません。しかし、万が一の場合に、知識があるとないとでは大きな違いです。だからこそ、多くの人に知ってほしいと願っています。

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この記事のライター

Hiromi Hiromi

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