2023年7月4日 更新

赤ちゃんがパクパク食べる♪7ヶ月から1歳のためのお魚離乳食レシピ

お魚は栄養たっぷりですが、苦手な赤ちゃんも多いですよね。苦手なものも美味しく食べて好きになってもらいたい!離乳食コーディネーターの筆者が、そんな想いから考案した「お魚ぱくぱくレシピ」を紹介します♪

■石狩鍋風煮

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【材料】
・生鮭 50g
・にんじん 1/2本
・大根 1/4本
・白菜 1枚
・水 500ml
・お出汁 小さじ1/4
・とろみちゃん 適量

〔お好みで食べる直前〕
・ ミルクor牛乳 少量

完成量の目安:300g(1回量 約30gあたりのタンパク質:約5g)
①生鮭を茹でてほぐします。
こうすることで、後ほど具材と混ざりやすくなりますよ♪

この間に、にんじん・大根・白菜を各月齢に適した大きさに刻んでおきましょう。

②「①」の食材とお出汁・水を入れて野菜が柔らかくなるまで煮込みます。

 ・7ヶ月~ 舌でつぶせるかたさ
 ・9ヶ月~ 歯茎でつぶせるかたさ
 ・12ヶ月~ 歯茎で噛めるかたさ

③野菜が各月齢の柔らかさになったらとろみをつけて完成!
ミルクや牛乳を入れる場合は少し強めにとろみをつけてください。

※ミルクと牛乳は冷凍すると風味が損なわれるため冷凍には向きません。
ミルクや牛乳を加える場合は、フリージング前ではなく、食べる直前に加えてあげてくださいね。


写真ではミルクを入れていますが、ミルクなしで作ってあげても美味しいですよ♪
牛乳を使う場合はタンパク質摂取量が増えるので、調節してあげてください。

ミルクや牛乳以外にも、赤ちゃん用お味噌汁を溶かしてアレンジしてあげてもいいですね。

■ツナ大根キャベツ

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【材料】
・ツナ缶 1缶(70g)
☆無添加・食塩不使用の水煮を選びましょう。
・大根 1/4本
・キャベツ 2枚
・水 500ml
・とろみちゃん 適量

完成量の目安:360g(1回量 約30gあたりのタンパク質:約6g)


①ツナ缶を水切りします。

②大根・キャベツを各月齢に適した大きさに刻み、ツナ・水と一緒に入れて煮込みます。

③大根が各月齢の柔らかさになったらとろみをつけて完成!

茹でることでツナの旨みが凝縮されて赤ちゃんもパクパク食べられちゃいます!
赤身のお魚なので、鉄分とビタミンDもたっぷりです。

■かぶと白身魚のとろとろ

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【材料】
・タラ(タイでもOK!) 50g
・カブ 3個
・カブの葉 10枚
・水 300ml
・とろみちゃん 適量

完成量の目安:240g(1回量 約30gあたりのタンパク質:約6g)
①カブを切っていきます。
とろとろになるまで煮込むので多少大きくても大丈夫ですよ♪

②きれいなものを選んでカブの葉を細かく刻みます。
カブの葉はとっても栄養が豊富なので、ぜひ捨てずに食べさせてあげましょう!

③材料すべてと水を入れて煮込みます。

④カブがとろとろになって水がほぼなくなったらとろみをつけて完成。
タラはアレルギーの心配があるので、9ヶ月から使用してくださいね。
9ヶ月前の場合はタイで代用しましょう!

とろっとろのカブと白身魚のうまみで、赤ちゃんから「おいしー!」のお顔がもらえること間違なしです♡

■レシピ内にある「タンパク質量」の表記について

レシピ内で表記しているタンパク質の量は「お魚の全体量÷○食分」で計算したものです。
レシピを考案する際に1食分のタンパク質量は「約5~6g」で調節していますが、保存用として小分けするときにバランス良くお魚を配分するのは難しいので、表記のタンパク質量は大体の目安となります。

タンパク質量計算の例:完成量300g・1回量30g・生鮭50gの場合
完成量300÷1回量30g=10食分
生鮭50g÷10食分=1食の生鮭5g

タンパク質などの栄養は、1種類の食材から摂るのではなく、2~3種類の食材を組み合わせて摂取させてあげてくださいね。

お魚には赤ちゃんに必要な栄養がたっぷり!

お魚は、赤ちゃんの体にたくさんのいい影響を与えてくれます。

白身魚※1は脂質が少なく、タンパク質が豊富に含まれています。
タンパク質は体を作るために必要な栄養素であり、成長期の赤ちゃんには必須です。さらに消化も良いので、離乳食にはうってつけの食材です。

赤身魚※2にはタンパク質はもちろん、成長するにつれ不足しがちな鉄分やビタミンDが含まれています。
脳の働きを高めるDHAも含まれているので、成長期の赤ちゃんにはもってこいですね♪

是非どちらも積極的に食べさせてあげましょう!

※1〔白身魚:タイ・ヒラメ・サケ・タラ など〕
生鮭は脂質が多めのため7ヶ月以降に食べさせましょう。


※2〔赤身魚:マグロ・カツオ(ツナ缶) など〕

赤ちゃんにお魚をあげるときの注意点

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赤ちゃんにお魚をあげるときはしっかりと加熱をしましょう。

食中毒による細菌感染の危険性があるため、離乳食期にお刺身・生魚はNGです。
また、調理の際には食べやすいように小骨と皮の処理をしてあげてくださいね。

☆お魚が苦手なママさんへ

お魚の匂いが苦手だったり、骨の処理・皮の処理が苦手なママさんもいますよね。
ちなみに筆者は苦手です。(笑)

そんなママさんにオススメなのは、処理済みの冷凍お魚です。
まな板の匂いも気にならない・処理も不要でとっても便利です♪
他にもお刺身用のお魚であれば小骨や皮も処理されているので使いやすいですよ。

先ほどお魚にはタンパク質が豊富と説明しましたが、タンパク質には摂取量目安があります。
過剰摂取すると腎臓に負担がかかってしまうので注意してください。

【1回の食事でのタンパク質摂取量(魚)】
・5ヶ月~ 10g
・9ヶ月~ 15g
・12ヶ月~ 20g

頑張るママさんへ

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毎日離乳食作りお疲れ様です。

赤ちゃんの成長に好き嫌い、得意苦手はつきものです。
「赤ちゃんがすることはすべて成長の証!」と、心に余裕を持って、大きく構えちゃいましょう!

たとえ嫌いで食べないものがあっても、ママさんが一生懸命込めた愛情は、きっと赤ちゃんにも伝わっています。

ママさんは無理せず心配しすぎず、ゆっくり苦手を克服してあげてくださいね☆
赤ちゃんが好きな味を見つけて、ごはんの時間を楽しい時間にしていきましょう。

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きょんママ きょんママ

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