2022年3月22日 更新

間近に迫る「卒園」「就学」…繊細くんの心の安定を図る対応とは?

3月に保育園や幼稚園では卒園の時期を迎え、4月にはいよいよ就学。我が家の繊細くんは、2月頃から情緒不安定気味です。今回は繊細くんの心の安定を図るために意識している関わり方をお話したいと思います。

2月頃から情緒不安定な様子が…

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年長さんになった春に転園した我が子。当時は、「このタイプの子に転園はかわいそうだな…」と思いましたが、意外にも適応力はあるようで、1ヶ月ほどでお友達もでき、楽しく過ごす姿が見られるようになりました。

熱を出したり、風邪を引いたりすることもほぼなく、元気に1学期・2学期と過ごしてきました。でも、3学期も中頃を過ぎた頃、園からの帰宅後に不調を訴えることが増えたのです。

「ちょっとしんどいなぁ」「ちょっと頭が痛い」このような訴えが増えました。熱を計っても平熱です。このようなときは、ひたすら朝まで寝ると、次の日の朝はケロッとしているんですね。心のエネルギー不足のような状態なのかもしれないな、と思っています。
また、些細なことで泣いたり、怒ったりすることが増えました。気持ちが落ち着くまでに普段より時間もかかるようです。敏感なところがあるので、「もうすぐ卒園」や「もうすぐ小学生」、このことが不安や心のエネルギー消耗の一因になっている気がしています。

繊細くんの心の安定を図るために意識していること

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2月は特に、心のエネルギー不足の回数が多かったので、親としても関わり方を考えなければ…と思いました。無意識にプレッシャーをかけていた部分があるかもしれません。自身の反省点から、繊細な我が子の心の安定を図るために、意識していることがあるので、ご紹介してみます。

・「卒園」「入学」の話題を出しすぎない

息子からの発信で、この話題が出てきた場合は一緒に話しますが、筆者や夫からは極力、「卒園」や「入学」の話題を出さないように心がけています。

・スキンシップを大切にする

「6歳なのにスキンシップ?」と思う方もおられるかもしれませんが、子どもが求めてくる間は、スキンシップを大切にしたいと思っています。6歳ですが、まだ生まれて6年。不安感から、甘えたいこともあるはずです。

スキンシップは、子どもにとっての「安心感チャージ」になります。安心感がチャージされた子どもは、強い心をもって生きていくことができると感じています。

・子どものペースを大事にする

入学前になると、ママ・パパも「この状態で小学生になっても大丈夫かな?」という不安で、「◯◯しなさい!」「まだ◯◯終わってないよ!」など、指示や注意が増えがちではないでしょうか。

我が家も例にもれず、その傾向が出てしまいました。今は必要最低限の声かけのみにし、子ども自身が自分のペースで自分なりに動けていたら、見届けるよう意識しています。

・子どもと会話する

普段の何気ない会話は、心を安定させてくれます。幼稚園であったこと、今思っていること、楽しんでいることなど、息子からの発信をしっかり聞いて、楽しい会話をするよう心がけています。

子どもも親も不安な時期。合言葉は「ぼちぼち」

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2月〜4月は、子どももママ・パパも不安な時期ではないでしょうか。今までと違う新しいステージに上がるわけですから、不安になるのは当たり前ですよね。

とにかく今は、不安の渦に飲み込まれないよう、筆者も息子も「ぼちぼち」を合言葉に過ごしています。「ぼちぼち」、心が軽くなる素敵な言葉です。ご一緒にどうですか?

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この記事のライター

みかん・元特別支援学校の先生ママ みかん・元特別支援学校の先生ママ

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