2024年2月7日 更新

名付けに困ったら!日本でも違和感なく使えるイタリア人の名前をご紹介♪

本記事では、日本人でも違和感なく使えるイタリア人の名前をご紹介します。ぜひ、これから生まれてくる赤ちゃんの名付けの参考にしてみてください。

イタリア人の名前が日本人にもおススメな理由は?

我が子にステキな名前を付けてあげたい!きっと親なら誰もが思うことでしょう。近年では、オシャレな響きから外国人風の名前を選ぶママやパパも増えています。

とは言え、発音やスペルが大きく異なる外国語の名前をそのまま使うと、英語表記と日本語のローマ字表記の違いに戸惑ったり、当てはまる漢字が見つからずカタカナ表記になったりなど、思い通りにいかないこともあるかもしれません。

そこで、ぜひ注目したいのが、イタリア人の名前
実はイタリア語の発音は、日本語の発音と似ています。「L」と「R」や「B」と「V」など、日本語では違いのない音もあり、全く同じではありませんが、基本的にはスペルと発音が同じ。つまり、日本語のローマ字表記と似ているため、外国語になじみがなくても親しみが持てます。

具体的にどういうことかというと、例えば「赤」はイタリア語で「ROSSO」と書きます。フリガナがなくても「ロッソ」と読めたのではないでしょうか?同じように白は「BIANCO」、これもそのまま「ビアンコ」です。では「ROSA」はどうでしょうか?

ROSA」はピンク、またはバラのことで「ローザ」と読みます。女優の加藤ローサさんのことを思い浮かべた人もいるかもしれませんね。 彼女はイタリア人と日本人のハーフで、おそらく「バラのような美しい女の子」という思いを込めてつけられたのでしょう。

絶対に失敗しない女の子の名前5選!

イタリア人の女性の名前は、日本人でも違和感なく使えるものがたくさんあります。漢字を当てはめやすい発音も多いのが嬉しいポイント。では、さっそく見ていきましょう。

MARIA(マリア)

代表的なイタリア人女性の名前として知られる「マリア」は、キリストの母としても有名です。
日本では、「マリア」や「マリヤ」と表記され、一般に浸透している外国由来の名前の一つです。
ひらがなやカタカナのままだと可愛らしい印象がありますが、3文字ともクリアな発音なので、当てはまる漢字を選ぶのも比較的簡単でしょう。

ANNA(アンナ)

日本人の名前として使われることも多い「アンナ」。キリスト教でアンナは聖母マリアの母とされています。
日本語の発音でも聞き取りやすく、海外でも通用する名前なので、ハーフの子どもに人気のある名前の一つでしょう。また、上記のマリアと同様、無理なく漢字に当てはめられます。
ちなみにイタリアでは、「アンナ」と「マリア」をつなげた「アンナマリア(Annamaria)」という名前も人気です。

ELENA(エレナ)

ギリシャ神話に登場するHELENE(ヘレネ)が語源である「エレナ」。イタリアでは、「太陽の輝き」という意味を持つ名前として使われています。
先に挙げた名前と同様、漢字に変換しやすい響きなので、漢字にもこだわりたいという方でも、きっとお気に入りの名前になるはずです。

LUNA(ルナ)

ルナ」はイタリア語で「月」のことです。「光を放つ」という意味を持ち、女の子の名前としても選ばれることもあります。
イタリアでは名前として使われることは多くありませんが、可愛らしくシンプルな響きは、日本でも受け入れやすいでしょう。「星」を意味する「STELLA」も人気の名前です。ただ、イタリア語での発音は「ステッラ」と促音(つまる音)が入るため、少し違和感があるかもしれません。

CHIARA(キアラ)

明るい」という意味を持つ言葉「キアラ」は、イタリアでは世代を超え人気の名前です。世界的に有名なイタリア人インフルエンサー「キアラ・フェラー二」でご存じの方もいるかもしれません。
これまでに挙げた名前と比べ日本ではあまり聞きなれない名前ですが、ハッキリとした発音で漢字も選びやすく「人と違う名前を付けたい!」という方にピッタリです。

たくさんあり過ぎて迷ってしまう!?

ここまで5つの名前をご紹介しましたが、実はこれら以外にも「たくさんあり過ぎて悩む!」というほど多数あります。

  • ERICA/ERIKA(エリカ)
  • GIULIA(ジュリア)
  • LEA(レア)
  • LINA(リナ)
  • LISA(リサ/リザ)
  • LUCIA(ルチア)
  • MARICA/MARIKA(マリカ)
  • MARINA(マリナ/マリーナ)
  • MARISA(マリサ/マリーザ)
  • MIA(ミア)
  • MINA(ミナ/ミーナ)
  • MONICA(モニカ)
  • NINA(ニナ/ニーナ)
  • NOEMI(ノエミ)
  • SARA(サラ)
  • SELENE(セレネ/セレーネ)
  • SERENA(セレナ/セレーナ)

ざっと並べてみると、「L」や「M」から始まる名前が多いですね。
イタリア語の正確な発音では長音(引き伸ばす音)が入ったり、濁音(にごる音)が入ったりする名前もあるので、あえて長音や濁点を外し、日本語の自然な発音に合わせても良いかもしれません。

男の子の名前選びは難しい!?

サラッと挙げただけでも20個以上ある女の子の名前に比べ、日本でも使えるイタリア人の男性の名前は、実はとても少ないのです。

イタリア人男性の代表的な名前と言えば、

  • ALESSANDRO(アレッサンドロ)
  • GIOVANNI(ジョバンニ)
  • LORENZO(ロレンツィオ)
  • MATTEO(マッテオ)
  • PAOLO(パオロ)
  • RICCARDO(リッカルド)

などが挙げられますが、いざ我が子に上記の名前を付けるのは、少し勇気がいるのではないでしょうか。
女の子の名前と比べ、日本でもイタリアでも通じる男の子の名前を選ぶのはとても難しく、筆者自身も息子の名付けにはとても悩みました。できれば両国で違和感なく通用する名前を付けたかったのですが、しっくりくるものが見つからず、結局、筆者の息子はイタリア名と日本名を組み合わせた名前を持っています。

とっておきの男の子の名前 3選!

それでも「どうしても我が子にイタリア人の名前を付けたい!」という方のために、3つの名前をご紹介します。

ENZO(エンツォ/エンゾー)

ローマ字読みだと「エンゾー」となるこの名前、イタリア語の発音では「エンツォ」となります。実は、あの有名な高級イタリア車「フェラーリ」の創業者の名前が「エンツォ」です。F1好きの方にとっては特別な名前になりそうですね。
ただ、実際に日本でこの名前を使う場合、ローマ字表記から「エンゾー」と呼ばれることになり、どちらかと言えば古風な和名という印象を与えるかもしれません。

YURI(ユリ/ユーリ)

日本では女性の名前として人気の「ユリ」ですが、イタリアでは男性の名前として使われています。もともとはロシア語圏で使われている名前で、現在ではイタリアにも広く浸透しています。この名前を持つ歴史的な有名人は、人類初の宇宙飛行士「ユーリ・ガガーリン」です。
日本では「ユウリ」という表記にすることで、男の子の名前としても違和感はないでしょう。

LUCA(ルカ)

ギリシャ語をルーツとする「ルカ」は、「」を意味し、イタリアではとても人気のある名前です。シンプルで発音しやすく、特に現代的でオシャレな名前を求める方におススメします。
また、可愛らしさも併せ持つ響きなので、日本では女性の名前としても受け入れられそうです。キラッと光りを放つ名前を付けたいとお考えの方に、ぜひ注目していただきたい名前です。

イタリア語表記に注意!

日本でも使えるイタリア人の名前をご紹介しましたが、イタリア語表記に少し違和感を覚えた方もいるのではないでしょうか。

実はイタリア語のアルファベットは英語と異なり、J、K、W、X、Yの5文字が含まれません。この違いがどう影響するのか、前述の女の子の名前「キアラ」を例にして見てみましょう。

「キアラ」を日本のローマ字で表すと「KIARA」ではないの? そう思った方も多いでしょう。ところが、アルファベットに「K」が含まれないイタリア語表記では、「KI」ではなく「CHI」となります。したがって「CHIARA」が正しい表記となるわけです。
同じように「エリカ」も「ERIKA」ではなく「ERICA」、また「ジュリア」も「JULIA」ではなく「GIULIA」と表記されます。

ですから、イタリア人の名前を日本で使う場合には、「ローマ字表記をどうするのか」ということも含め考えてみてください。出生届けを出す時点でローマ字表記は問題になりませんが、パスポートを申請する時にはローマ字表記が求められます。その際に、イタリア語表記にするのか、それとも日本のローマ字表記(例えばERICAではなく、ERIKAとする)にするのかを前もって決めておけば、申請時に慌てることはないでしょう。


※基本的にパスポートのローマ字表記には「ヘボン式ローマ字」が使われています。例外的に「非ヘボン式ローマ字」の使用が認められていますが、状況により、その表記が実際に使用されていることを示す書類が必要となります。必要書類・申請方法については、各都道府県の申請窓口にお問い合わせださい。

【出典】
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この記事のライター

Hiromi Hiromi

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