2023年10月27日 更新

【実話】体外受精で一人目を出産後に自然妊娠した話

結婚後なかなか子どもに恵まれず、体外受精で1人目を出産した筆者。「兄弟は難しいだろう」と諦めていたら、まさかの自然妊娠が2回も!最終的に3人の子どもに恵まれました。そんな筆者の奇跡的な体験談です。

不妊治療をやめたら自然妊娠した」そんな話を聞いたことはありませんか?

現在3人の子どもを育てていますが、実は一人目を体外受精で授かっています。当時なかなか妊娠できずに辛い思いをしていた筆者。「不妊治療をやめて子どもをあきらめたら妊娠した」「体外受精にステップアップしようとしたら自然妊娠していた」などという話を聞くたびに、そんな奇跡のようなことが起こるわけないと信じられずにいました。

ところが1人目を出産後、2人目が欲しいけど不妊治療を再開するのはちょっと…と思い悩んでいたところ、なんと自然妊娠したのです!そんな筆者の実話をお伝えします。

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原因不明不妊で体外受精へ

筆者が子どもを望み始めたころは、まさか自分自身が体外受精をするとは思ってもみませんでした。きっと子どもを望むカップルの多くは、自分たちは不妊治療とは無縁だと信じているはずです。
ところが現実には、不妊の検査や治療を受けるカップルは年々増え続けています。日本国内では11人に1人が体外受精で誕生しているというデータがあります。

筆者自身が体外受精に進むことになった理由は「原因不明不妊」でした。その名の通り、原因が特定できなかったのです。「原因はわからないけど妊娠できない」この事実に、当時絶望したのを覚えています。特別な原因がわからないのにどう治療すれば良いのか?そんな思いを見透かすかのように、担当医師はすぐに体外受精へのステップアップを提案しました。

そしてあれよあれよという間に準備が進み、採卵、受精確認、受精卵移植と進み、無事に妊娠することができました。

※参考出典

2人目はまさかの自然妊娠!

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初めての体外受精で無事に妊娠した筆者には、実は凍結保存された受精卵が残されていました。そのため将来2人目を考えたときに、受精卵をお迎えに行けたらと漠然と思っていたのです。

しかし、子どもの成長につれて「2人目が欲しいな」という気持ちを抱くようにはなったものの、仕事と育児の忙しさや治療費の懸念から、実際に治療を再開することはありませんでした。

そんな中、毎月ほぼ正確に来る生理が少し遅れていることに気付きました。遅れているとは言っても、ほんの2~3日程度の遅れです。それでも普段の周期はほとんどズレることがないため、少しだけ違和感を持ちました。

そして1週間遅れたら妊娠検査薬を使ってみようと思っていたのですが、1人目を妊娠した時と同じ超初期症状を感じ始めていたため「あ、妊娠しているかもしれない!」と次第に確信に変わっていたのです。

不妊治療中に買い込んでいた妊娠検査薬を使い、いざチェック!するとあっという間に陽性のマークが浮かび上がりました!その時の驚きは言葉では言い表せないほどです。それまで何年も自然妊娠はできず、最終的に体外受精をしたのですから当然ですよね。

数年も前の検査薬を使用したため、間違いかもしれない…という思いもあり、新たな検査薬を購入し再チェックもしました。結果はやはり陽性。夫に検査薬を見せたときには、泣いて喜んでくれました

余談ですが、実はこの時に妊娠した子は、出産でも驚かせてくれました。自然分娩ではとてもめずらしい「被膜児(ひまくじ)」と呼ばれる状態で産まれてきたのです!その驚きの出産についての記事も読んでみてください。

なんと3人目も自然妊娠!

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無事に2人目の出産を終え、少しずつ自身の生活にも余裕を持てるようになり「そろそろ仕事を探そうか...」そんなことを考えていた矢先、なんと3度目の妊娠が判明

この時のことは、ハッキリと覚えています。いつものように長女を幼稚園へ連れていき、その場に居合わせたママ友とおしゃべりをしていました。すると「実は3人目ができてね」という話に。「おめでとう!」と声をかけながら筆者の頭に浮かんだのは「あれ?私、先月の生理いつ来たっけ?」でした。

ハッとし慌てて確認すると、なんと1週間近くも遅れている!その足で薬局へ走り、妊娠検査薬を購入。帰宅後に急いでチェックしてみると、やはりすぐに陽性反応がでました。

正直なことを言うと、その時に感じたのは喜びよりも不安でした。2人育児の大変さ・難しさを感じていたため、3人育児を想像できなかったのです。

ですが「案ずるより産むが易し」とはよく言ったものですね。今実際に3人育児をしていますが、妊娠時に感じていた不安はありません。確かに、家の中が常にグチャグチャだったり、ケンカが絶えなかったりと大変ではありますが、3人で仲良く遊んでいる姿は本当にほほ笑ましく、大きな幸せを感じています

ちなみに、実はこの子もめずらしい出産を経験させてくれました。破水から陣痛が一気に進み、なんと自宅で産まれてしまったのです!この自宅出産のお話は、またの機会にご紹介します。

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この記事のライター

Hiromi Hiromi

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