2021年11月30日 更新

嫌なことを言われたときに心がけたい4つの考え方

悪気があってもなくても、他人から嫌なことを言われると気分が下がってしまうもの。そんな時は、自分で気分をコントロールできると良いですよね。嫌なことを言われた時に意識したい考え方をご紹介します。

「どうしてこんなことを言うんだろう?」と、理解できないことを言ってくる人は、残念なことにどこにでもいるものです。自分の意見を伝えるのが良い場合も勿論ありますが、取り合う必要がない場合もたくさんあります。そういった時に、どのようにして気持ちを立て直すのが良いのか?筆者が効果的だと感じた4つの考え方をご紹介します。

「意見や感想と、事実は違う」

決めつけるように、意見を押しつけてくるパターンに有効です。例えば、「こんな小さいのに保育園なんて可哀想」「子どもの落ち着きが無いのは、愛情不足なんじゃない?」などの言葉です。

このような時に考えたいのが、「これは単なるひとつの意見であり、事実では無い」ということです。専門家でもなく根拠が無いのであれば、決めつけるような言い方をしてきたとしても、ただの意見や感想に過ぎません。

不快な意見を持たれること自体に、モヤモヤする気持ちも出てきますよね。ですが、他人の考えを変えることは非常に難しいものです。「いろんな考え方がある中で、この人はこういう意見を持っている、ただそれだけの話」と距離を置くことで、他人の発言に気持ちを振り回されることも無くなっていくでしょう。

「こんな人もいるのか」

愚痴やネガティブな発言を聞かされる際に有効です。聞き流すことは可能だけれども、黒くて重いトゲトゲしさをまとった印象の言葉は、耳にするだけでも暗い気持ちになってしまうことがありますよね。筆者はこのような言葉を聞くと、自分に向けられたわけではなくても嫌な気分になってしまうことがよくありました。

口に出す必要が無い言葉を、発してしまう人がいることは事実です。それを知っていることは、ネガティブな気持ちに引っ張られないためにも重要なことです。「どうしてそんなことを言うの?」と深掘りするのではなく、「こんな人もいるのか」と思うに留め、距離を置くことが心の平穏を保つことに繋がります。

「自分はこんな風にならないでおこう」

頭ごなしに否定されるような言葉を聞くと、悲しく虚しい気持ちになりますよね。例えば、「そんなことをして、何が楽しいの?」「なんの意味があるの?」などの言葉は、攻撃的とも言えますよね。

そんな時に心掛けたいのが、「自分はこんな風にはならないでおこう」「私は、私の近くにいる人をこんな気持ちにはさせないようにしよう」と思うことです。どんなことを言われると嫌な気持ちになるのかを実際に体験することは、貴重な機会ともいえます。

反面教師にすることで、嫌なことを言われたという出来事も自分の中のデータとして、価値のあるものに変換してしまいましょう。

「自分はどう思うのか?」

他人の言葉に影響を受けてしまうのは、自分がその言葉を受け入れたから、と言えるかもしれません。そんな時には、「自分はどう思うのか?」をとことん考え抜いてみましょう。

嫌な気持ちになったのは、他人の言葉に共感する部分があったからだとすれば、本当にそれは自分の意見と言えるのか?あるいは、意見の一部を切り取って歪曲したものを、あたかも全てであるかのように丸め込まれているのではないか?と考えることで、そもそも嫌な気持ちになる必要がないことに気付けるかもしれません。
ここで、筆者が体験した例をご紹介します。

実家に赤ちゃんを連れて遊びに行ったとき、離乳食の準備をしていると「そんな少なくて、栄養は足りているの?味付けもそろそろしたほうがいいんじゃないの?ママは好きなもの食べてるのに、赤ちゃんは薄味のものしか食べさせてもらえないね、可哀想。」と言われたことがありました。

笑いながら言われたので、冗談のつもりだったのかもしれませんが、赤ちゃんの体重がなかなか増えない時期だったこともあり、その言葉を受け止めて落ち込んでしまいました。
その時に、「自分はどう思うのか?」と考えてみました。赤ちゃんは機嫌良く食べていて、元気に過ごしている。体重増加について、健診で問題無しと言われた。ママと赤ちゃんの味付けが違うのは当然のこと。「可哀想」というのは、ただの感想に過ぎない。

そこまで考えると、その言葉は自分の思いと全く違うものであったことに気付くことができました。同時に、受け止めて落ち込む理由がないことにも気付くことができました。考え抜いた結果、自分の思いがはっきりしていることは心の安定に繋がります。
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オザコ オザコ

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