2020年1月10日 更新

仲良しの秘訣は車での会話にあり?車の中での家族のコミュニケーション状況を調査!

令和ファミリー、仲良しの秘訣は車での会話にあり!?子どもたちの98%「ドライブ中に親と会話をしたい!」普段は話しにくい「学校であった嫌なこと」「学校の成績」「好きな子の話」をしたい

しかし、現実は十分に親子での会話の時間は取れていない状況だと言えそうです。平日1日の親子で会話する時間を聞いたところ、「1時間未満」19.1%、「1時間~2時間」29.6%、「2時間~3時間」22.6%と続き、半数近くのファミリーが平日の親子の会話が2時間未満と回答したことになります。

会話する時間が十分に持てない理由としては、「残業が多く、早い時間に帰宅できないから」「仕事で疲れて帰ってくると家事に集中してしまい、子どもの話を上手く聞いてあげられない」「下の子が小さく、そちらに手を取られてしまう」といった意見があがり、共働き夫婦が増える中で、平日は子どもと会話する時間が取れていないことがわかります。

なお、父親と母親と比べた場合、44.8%が「母親の方が子どもと会話が多いと思う」と回答しました。
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家にいるときは、子どもたちはテレビやスマートフォンを見たり、親は家事などで忙しく動き回っていたり、実はなかなかじっくりと会話できないこともあるかもしれません。家族が一緒に入れる車の中は子どもとの会話を楽しめるファミリースペースと言えそうです。

年間100本を超える講演や親子コンサートで人気の「まあせんせい」に聞く!親子の会話がもっと楽しくなる3つのポイント

車内は気が散ることもなく、会話に集中できる空間です。移動手段としてだけではなく、親子の会話を楽しむために車に乗るという意識を持つことで会話が弾むのではないでしょうか。

家に帰ると家事などに追われゆっくりと子どもと会話をする時間がない!という話をよく聞きます。そんな時「送り迎えの車内での親子の会話を大切にしてみたら。」とアドバイスしています。

保育園でもドールハウスなど昔で言う秘密基地のような空間が人気で、狭い空間で安心する子どもも多いのです。またクラスで子ども達と毎日の集会をする時なども部屋を区切り、狭い空間をあえて選んで話をする事で伝わりやすい、聴きやすい、(会話を)引き出しやすい。と言われています。


①車の中だからこそ、会話が弾む工夫とは?

窓から見える景色の変化とともに、のんびりと親子で「四季」を楽しもう!車の中ならば、親子が同じ景色を見ながら、変わりゆく「四季」の話をしたり、のんびりと会話を楽しめます。


②車の中だからこそ、短時間で子どもから会話を引き出す工夫は?

「毎日、同じ質問する!」ことで反応の違いや気持ちの変化を受け止めやすくなります。例えば「今日は何して遊んだの?」と毎日尋ねます。「お友達と遊んだ」「砂場が楽しかった!」などの答えが返ってくるでしょう。このように、同じ質問を繰り返していると応え(方)がいつもと違うなと感じることがあります。

そのような時は、お友達とケンカしたなど、ちょっとしたトラブルがあった日だったりします。毎日のように同じ質問を繰り返していると、子どもの日々の変化が分かりやすく、気持ちを受け止めやすくなります。


③子どもたちはパパ・ママとの会話が大好きです。車の中でたくさん話しましょう!

日常的な親子の会話によって、子どもの『伝えるチカラ』を育てます。保育園によっては、3歳児になると園からの連絡帳を使用せず、子どもたちが毎日あったことを親に伝えてもらい、親子のコミュニケーションの日常化を期待しています。

車中は、子どもは動き回ることなく、親も家事などで中断されることなく、さまざまな会話を楽しめるチャンスであり、普段できない会話を意識的に楽しんでみるのも良いでしょう。
学校法人菊地学園 理事長 / まあせんせい(菊地 政隆:きくち まさたか)
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淑徳大学社会学部保育士課程、 聖徳大学大学院児童学研究科修士課程を経て、淑徳大学大学院総合福祉研究科博士後期課程単位取得満期退学。複数の保育園にて保育士を9年、園長を10年勤め退任。平成29年4月より現職。

保育養成学校の客員准教授などを兼任し、全国の 保育士会・幼稚園協会の研修会講師として年間 100 本を超える講演や親子コンサートで活躍する。まあせんせいの愛称で親しまれ、TBS「情熱大陸」など多数のメディアに出演。現在は静岡第一テレビ「げんきっず!!」で歌のおにいさんとして10年間レギュラー出演している。
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この記事のライター

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