新型コロナウイルスの影響で休校が続き、6月から登校が再開した地域も多かったはず。例年と比べて、夏休みの日数が減る学校もあるかと思います。授業の進行度や理解度、今年の夏休みの宿題など、お子さんに関してママも気になる事がたくさんありますね。
そんな今年の夏も「青少年読書感想文全国コンクール」が、各学校を通して作品を募集します! 図書は主催者側の指定した「課題図書」と「自由図書」を選ぶ事が出来ます。今回は小学校高学年(5・6年生)の「課題図書」の作品をご紹介します。
読書の楽しみ方、理解力もついてきた頃の学年のお子さんたち。「お家時間」の増えそうなこの夏は、普段は読まないジャンルや、文章量の多い本などにもチャレンジしてみてもいいかもしれませんね! どの本を読もうか迷っていたら、お子さんに「課題図書」をすすめてみませんか?
「青少年読書感想文全国コンクール公式サイト」から、「課題図書」を数ページですが見ることが出来ます!書店での購入や、図書館での利用前にぜひ、チェックして見て下さいね。
そんな今年の夏も「青少年読書感想文全国コンクール」が、各学校を通して作品を募集します! 図書は主催者側の指定した「課題図書」と「自由図書」を選ぶ事が出来ます。今回は小学校高学年(5・6年生)の「課題図書」の作品をご紹介します。
読書の楽しみ方、理解力もついてきた頃の学年のお子さんたち。「お家時間」の増えそうなこの夏は、普段は読まないジャンルや、文章量の多い本などにもチャレンジしてみてもいいかもしれませんね! どの本を読もうか迷っていたら、お子さんに「課題図書」をすすめてみませんか?
「青少年読書感想文全国コンクール公式サイト」から、「課題図書」を数ページですが見ることが出来ます!書店での購入や、図書館での利用前にぜひ、チェックして見て下さいね。
読書感想文全国コンクール公式サイト
半世紀を超えて多くの児童や生徒に取り組み続けられている読書感想文。読書の感動を文章に表現することを通じて、読書の楽しさや素晴らしさを体験してもらい、子どもや若者たちの考える力を育んでいます。
▼小学校低低学年と中学年の課題図書のご紹介はこちら
ヒロシマ 消えたかぞく
今年は原爆投下と終戦から75年目。筆者もそうですが、「戦争」を知らない世代の方が多くなりましたね。授業で習ったり、資料でみたり、作品で触れたり。または祖父母や経験のある方に聞いたことがある、なんていうママも多いんじゃないでしょうか?
本書は、原爆で命を落とした鈴木六郎さんが遺した家族写真をまとめた写真絵本。ごく普通の幸せな家族の日常が、一瞬にして奪われてしまうったこと。本当に起きた出来事を、読むごとに涙が溢れてくるかもしれません。戦争がもたらすものとは、平和とは…。
戦争を知らない私たちだからこそ、学ばなければいけないことあります。忘れてはいけないのだと思います。また本文は英訳されています。ママもお子さんと一緒に手にとって、家族で平和について考えてみませんか?
本書は、原爆で命を落とした鈴木六郎さんが遺した家族写真をまとめた写真絵本。ごく普通の幸せな家族の日常が、一瞬にして奪われてしまうったこと。本当に起きた出来事を、読むごとに涙が溢れてくるかもしれません。戦争がもたらすものとは、平和とは…。
戦争を知らない私たちだからこそ、学ばなければいけないことあります。忘れてはいけないのだと思います。また本文は英訳されています。ママもお子さんと一緒に手にとって、家族で平和について考えてみませんか?
月と珊瑚(るなとさんご)
月と珊瑚|上條 さなえ
¥1,540
沖縄生まれの少女、珊瑚の日記からは、『ベルサイユのばら』のオスカルのような転校生へのあこがれや、沖縄の文化を伝えつづける祖母との生活、軍用機の轟音におびえる同級生の姿や、自分と友だちの将来の夢…そんな日常があふれてきます。沖縄の「今」を、少女たちは生きています。
舞台は沖縄県。沖縄の民謡歌手のおばあと猫と暮らす、小学校6年生の珊瑚。両親の離婚、出稼ぎに行く母、自身も民謡の修行をするけれど、なかなかうまくいかず……。ですが、苦手な事を克服しようと努力していきます。
生活は楽じゃないけれど、周りに助けられながら生活していました。登場人物たちが前向きでたくましく、生き生きとしているところが魅力的。沖縄や基地、悲しい歴史や戦後、転校生の「月」へのあこがれや貧困問題、女の子特有の悩みなど、感想を書く切り口がたくさんありますね。
そして本書は作者が沖縄に移住し、目の当たりにした事実を元に描かれています。戦後もなお、日常に残されている爪痕に、きっと知らない事お子さんは驚くこともあるはず。
また、沖縄で生まれた子には、そのことを誇りに思って欲しいという願いを込めた作品。日記形式の作品なので、お子さんも読みやすいですね!
生活は楽じゃないけれど、周りに助けられながら生活していました。登場人物たちが前向きでたくましく、生き生きとしているところが魅力的。沖縄や基地、悲しい歴史や戦後、転校生の「月」へのあこがれや貧困問題、女の子特有の悩みなど、感想を書く切り口がたくさんありますね。
そして本書は作者が沖縄に移住し、目の当たりにした事実を元に描かれています。戦後もなお、日常に残されている爪痕に、きっと知らない事お子さんは驚くこともあるはず。
また、沖縄で生まれた子には、そのことを誇りに思って欲しいという願いを込めた作品。日記形式の作品なので、お子さんも読みやすいですね!
飛ぶための百歩
『誰だって、人に頼って生きてるの。できないことは誰にだってある』これは健常者だから、障害者だからは全く関係ありませんよね。
ルーチョは2歳の頃に視神経の変性疾患の診断を受け、5歳で視力を失います。そして、両親や叔母の「ベアトリーチェ」に支えられながら成長していきます。
おしゃべりやハリーポッターが好きなルーチョも14歳になり、思春期真っただ中。手助けされることを嫌い、どんなことも人には頼らず、独りよがりなところがある面も。また、友達づくりが出来ずに悩む少女「キアーラ」との出会いを経て、自分の心の弱さと向き合っていきます。
難しいことだけど、心を開くことは自分自身の世界が広がるという事を知る、心の成長物語!ハンデがあることや、人とのかかわり方、鷲の雛「ゼフィーロ」を巡る騒動から自然保護の観点を、ルーチョ・鷲たち・密猟者の視点からを追って読んでいける作品です。
また美しいアルプス山脈に読み手もまるで一緒に上っているかのような、爽やかさや心地よい読後感を味わえます。感覚を大切にするとは驚きや発見もあり、人生をより豊にしてくれる事を教えてくれます。
本書はイタリア児童文学界最高賞の「ストレーガ・チルドレン賞」2018年度受賞作品!お子さんだけではなく、ママにも読んでもらいたい読み応えのある傑作です。
ルーチョは2歳の頃に視神経の変性疾患の診断を受け、5歳で視力を失います。そして、両親や叔母の「ベアトリーチェ」に支えられながら成長していきます。
おしゃべりやハリーポッターが好きなルーチョも14歳になり、思春期真っただ中。手助けされることを嫌い、どんなことも人には頼らず、独りよがりなところがある面も。また、友達づくりが出来ずに悩む少女「キアーラ」との出会いを経て、自分の心の弱さと向き合っていきます。
難しいことだけど、心を開くことは自分自身の世界が広がるという事を知る、心の成長物語!ハンデがあることや、人とのかかわり方、鷲の雛「ゼフィーロ」を巡る騒動から自然保護の観点を、ルーチョ・鷲たち・密猟者の視点からを追って読んでいける作品です。
また美しいアルプス山脈に読み手もまるで一緒に上っているかのような、爽やかさや心地よい読後感を味わえます。感覚を大切にするとは驚きや発見もあり、人生をより豊にしてくれる事を教えてくれます。
本書はイタリア児童文学界最高賞の「ストレーガ・チルドレン賞」2018年度受賞作品!お子さんだけではなく、ママにも読んでもらいたい読み応えのある傑作です。