2020年11月25日 更新

11月26日は「いい風呂の日」意外と知らない!間違いだらけの入浴法とは

11月に入りグッと肌寒くなり、湯船に浸かりたい人も増えているのでは?入浴の健康効果や正しい入浴法などについて、温泉療法専門医である早坂信哉先生に話を聞きました。

「ダイエットのために“お風呂で汗をかく”」は意味がない!

熱いお風呂に浸かって汗をだらだらと流すと、かなりのダイエット効果があるように思うかもしれません。しかし、運動のときは自分の脂肪を燃焼させて体を動かし、結果として体温が上がり汗をかくのに対し、お風呂の場合、脂肪を燃焼させているわけではなく、お湯から熱を受け取って体温が上がり汗をかきます。運動とは汗の出る仕組みが違うので、お風呂で汗をかいてもダイエット効果はあまりありません。
「半身浴」は意味がない!全身浴で「むくみ」解消!

全身浴の方が体が温まり、血流が良くなるので、冷えの改善に効果的です。また、お湯の量が多く深ければ、その分水圧が強くなることから、全身浴は下半身により大きい水圧がかかるため、足のむくみの解消などにも大きな効果があります。肩こりなどの痛みにも、半身浴より全身浴のほうが効果的という研究結果もあります。
※心臓や肺に疾患がある方には、水圧がかからず体温が上がりすぎない半身浴が、オススメとなります。
「一番風呂」は肌によくない!

日本の水道水はミネラルが少なく薄い「軟水」のため、特に一番風呂はミネラル分が少なく薄いのです。また、水道水には基準で決められた一定の塩素が含まれています。他方、人間の体には細胞や血液といった体液中に、たんぱく質や様々なミネラル分などの成分が含まれています。その割合は日本の水道水と比べるとずっと濃くなっているのです。

体の内側と、お風呂のお湯のミネラルの濃度の違いや、含まれる塩素が、皮膚にぴりぴり感や違和感といった刺激をもたらすと考えられています。 解決策として、入浴剤やレモン果汁をお風呂に入れることが挙げられます。
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